人生初のボランティア

この度お恥ずかしながら人生初のボランティアに参加してきました。
僕はこれまでの人生、医療に携わりながらボランティア活動というものに参加する事なく人生を過ごしていました。
ひょんな事がきっかけで、ボランティア活動によく参加しているという看護師さんと知り合う事ができ、その人の人柄や考え方に感化され、ボランティアに参加してみたいと思うようになりました。
8月に一度ボランティアに行こうと計画していたのですが、その日は悪天候になってしまい行く事が出来ませんでした。
本来は全ての予定を差し置いてでも行くべきだったので、言い訳にはなりますが、なにぶん初めての為逆に迷惑がかかってはいけないと思いボランティアに行く事に二の足を踏んでいました。
今回ボランティアに慣れた人達と団体で行く機会があった為、参加する事が出来ました。
今回は岡山県真備町に行ったのですが、まずはもう災害から3ヶ月も経つのにまだ手付かずの家があったり、まだまだ住める状態ではない家がかなりたくさんある事に驚かされました。
今回のボランティアを通じて沢山の事を学びました。
災害の怖さ、人間の無力さを改めて実感しました。
そして逆に、人の優しさ、沢山の人が協力する事の大切さも感じました。
また、作業をする中でも学ぶことがありました。
それは、ゴール設定と自分がしていることが正しいのかを見てもらう事の重要性です。
10人人手がいるとします。能力が普通の人の三倍の人が一人いても、残りの人が0.5しか使えなければ全体で7.5にしかなりません。なんならマイナスにすらなりかねない事もあります。特に慣れない作業の場合悪意もなくマイナスになってしまう事も多くあると思います。
三倍の能力の人だとしても、その人が自分で仕事をしなくても残りの9人を1の能力にするだけで9の力になると思います。
これは仕事においても同じ事が言えると思いました。僕はどちらかというと何かと自分でやってしまいがちなので、このボランティアでの経験を経て、客観的に自分がしている事の効率の悪さを感じました。
この気付きからの改善は、明日からでもすぐに準備をして取り掛かろうと思いました。
現場監督の仕事重要性も改めて実感しました。
オオマチ歯科クリニックでも先日の台風の影響で停電が起き、3日間診療が出来ないのが大変な状況と思っていましたが、この地域の診療所では災害が発生してからもう3ヶ月も経つのにまだ診療が出来ないどころか、工事の順番待ちでいつ診療出来るかわからないという状態でした。
情けは人の為ならず。
人に情けをかけると巡り巡って自分の為になるといいますが、いやいや、すぐに自分の心の成長には繋がりました。そして、この活動はボランティアであるとともに、いざ自分達の身に災害が降りかかった時にも役に立つと感じました。
全ての事を吸収しながら、謙虚に素直に成長していきたいと思います。
ただ、現場を見て一番感じた事は、やはり人出の不足でした。
復旧には確かに物資やお金も非常に大事だとは思いますが、三ヶ月経っても未だこの状況である事を知り、そして作業する中で一つの家をキレイにすることの大変さを知りました。
時は金なり
時間はお金でも買えない本当に大切なものです。でもその時間と労力をこうした活動に使う事の意味、意義は計り知れないほど大きなものでした。
大した事は出来ていませんが、多くの事を学び取れた一日でした。

今回はこの現状をより沢山の人に知っていただき、一人でも多くの人が動いてくれるきっかけになってくれれば良いなと本気で思いました。

被災地は真備町だけでなく、同じ大雨で被害が出た広島や、各地震で被害が出ている北海道などの沢山の地域にあります。
出来るだけ多くの人が助け合い、被災地の方々がなるべく早く元の生活が戻せるようにみんなでお手伝いして欲しいと思います。
僕はまた是非ボランティアに行きたいと思っています。
活動場所から帰る道中、心地よい疲れと何かいい事をした充実感と共に車の荷台に乗りながら見た空にとても癒されました。