歯科が日本を救う

仕事というものは「お客様と常にwinwinである事を考える」というのが僕の根本的な考え方です。

自分だけがwinを取ろうとすると、目先の利益に目が眩んだり、しんどい事から逃げたり、ズルい事をしようとします。
これらは絶対に顧客の本当の利益になりません。
そしてこの考え方をしていると、隠していても身体から滲み出ます。そして理念や志を公に出来ません。
そして結果誰からも応援されず、周りの人からも見放され、孤立すると思います。
医療でも同じ事が言えます。
医療でも仕事ですから、そこには利益が生まれます。人によっては医療は「忍」しのぶ、耐えるというイメージの方も多く、稼ぐ事がいけないものというイメージの方も多いです。https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/718773/
しかし、僕は稼ぐ事が悪いとは思っていません。
もちろん医師も人間ですから生活も家族もありますし、経営者であれば抱える従業員もいます。稼ぐとはみんなに必要とされているから仕事があり、仕事があるから稼げるのだと思います。
ただウチの従業員にはこれだけは口をすっぱくしていつも言っています。
「簡単に稼ぐな!長期的に患者さんにとって良い治療をしなさい!治療をしなくて良い環境を作り、良い環境を維持する為に通っていただけるようになる事が最高の歯科治療です。一人の患者様に治療で回数を多く通ってもらい多額の治療費をもらうより、より多くの患者様に低額の治療費をいただく方が結果としてwinwinである」と。
そして当院では常に高い志、信念を持った医療理念を持って診療にあたります。
そこで、ある本から響かされた言葉がこの
「歯科が日本を救う」
という言葉です。
今や医療費が42兆円まで膨れ上がり、国家予算を大きく圧迫しています。
しかし医療費が増え続けているから全てのお医者さんが潤っているかと言えばそんなことはなく、病院経営は逆に苦しくなっているところも多いそうです。医師に対する負担も増え、寝る時間も十分に確保できず自分の健康考える時間もなく、診療されている医師がたくさんいます。そしてここでコロナの影響。
医師のうち4分の1が精神安定剤を常用しているとの報告もあります。政府は医学部へ入れる定員を増やし、医師の数を増員し、それに対応していますが、それを上回る勢いで患者さんが増えているのが現状だそうです。
かたや患者さんのお薬手帳を拝見すると、ものすごい数の薬を飲まれている方がたくさんいます。そして、その薬を飲み続けることで新たな病気が誘発されて、また薬の種類が増えていきます。
薬の種類が増えるほど元気がなくなっていきます。
歯科でよく見られるのは唾液量に低下による虫歯の急激な増加です。
元気のない働けない高齢者が増え、さらに寿命が伸びているので、税金や年金を払う側より使う側の人口が増え続けています。
これを解決するには、高齢者も元気に働ける社会を作っていくしかないのです。患者さんも自分の健康をお医者さんに任せきりではいけないのです。自分の体は自分で守る時代になっています。
先日人生100年時代という事を本から学びました。

そこで考えさせられた事は、いつまでも元気でいなければ今のこの時代に生きていけないという現実でした。

今、栄養の大切さを説きアンチエイジングやダイエット、膝や腰の痛みに対するサプリメント産業はものすごい勢いで伸びています。
歯科こそ、より若く、より美しく、より元気でいたい方々へ貢献できる職業です。
個々の情報発信業界としての情報発信を続けることにより健康産業に参入し、膨れ上がる医療費問題、医師の過労問題をも解決できる職業なのです。
日本を救うのは私たち歯科医師の仕事なんです。
今日この日からその為に何ができるかをもっと深く考え具体的な行動として動いていこうと思います。
尼崎市塚口の歯医者さんが日本を救えたら、地域にも大きく貢献できると信じて!