口臭の1番の原因は唾液?!

唾液の重要性は今までも何度かこの歯の豆知識でお伝えしましたが、今回は口臭にも唾液が関わるという話です。
口臭の1番の原因は、実は歯でもなく舌でもなく唾液だそうです。

だから、舌や歯を磨いても、臭いを一時的に抑えるだけで、根本的には治らないし、逆に舌を磨くのは粘膜を傷ついてしまうからあまり良くないのです。

臭いの原因は揮発性硫黄ガスであり、液体が揮発したものです。
つまり、口の中の液体=唾液が揮発したものなのです。
口の中で大切なのは歯だけではなく、舌も唾液もとっても重要です。
食事をとったり、話したり、いろんな口の機能には、舌と唾液が必要になってきます。極端な話、歯がなくても普通の生活をしている人(色々な制約はありますが…)は沢山いますが、舌が無い人や唾液が出ない人は普通の生活は出来ないです。
実は口臭専門の先生によると、口臭に悩まれる方の8割の方は病的な原因はなく、生理的な口臭症だそうです。
生理的な口臭症とは、生活のリズムの中で自然と生まれてしまう口臭の事で、広義には食べ物が原因であったり、ストレスが原因であったりするものも含まれます。
その中には、実際には臭いはないが「臭いがしてる気がする」、「臭いと思われてる気がする」という心理的なものもあるそうです。
こういう器質的な悩みは、その根源を突き止めそれを解消しなければなりません。
「誰かが自分を見て口に手を当てている」「ガラスの向こう側にいる人が自分を見て鼻をつまんでいる」「誰かが自分の口臭を臭いと話をしている」
これらの話を聞くと、普通は精神的なものを解決しなければならないと考え精神科への協力を要請する事にする形になると思うのですが、
実はさらに掘り下げていくと「口の中のネバネバ感があるからそういう心理状態になっている」とか「精神状態が不安定な時に自分の口臭が臭いと感じた時からそういう風に見えてきた」とかが多くを占めるそうです。
そこまで落とし込めると、そこは歯科の分野であり、その解消の為にも唾液の重要性が問われる事が多いです。
お口の中のネバネバ感は、緊張からくるストレスなどで唾液が出ていない、もしくはサラサラの唾液が出ていない為である事が多いからです。
唾液を出すためには、舌を動かすとか唾液腺マッサージとかも有効ですが、目線を地面と水平に保つ事がとても大事です。
現代人はスマホなどで下を向きがちなので、そういった要因も唾液不足に関わってきているのでは無いかと考えられます。
唾液の分泌には自律神経のバランスも関わってきます。
そういった場合は医科との連携が必要な場合もあります。
また、自律神経の治療薬には唾液分泌を抑える作用のあるものが多いので、薬の選択や薬に頼らない治療をしていただける先生、またはその事を理解した上で薬の選択やその他のフォローをしていただける先生との連携を組んでいく必要があります。
ただ、まず僕たち一般歯科の先生たちが、これらの器質的な口臭症の患者さんとも向き合う事、そしてこれらの解決に自分たちが関われるというのを知る事、そしてそもそも患者さんが言っている事が正しいというところに立つ事。これらが大切です。
オオマチ歯科クリニックでは、塚口や尼崎のこういった患者さんの問題を解決するために、他科との連携を目指しています。