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予防歯科

歯の寿命と健康的な食生活を守るために

皆さんは、歯の寿命について考えたことがありますか?
健康的な食生活を維持するためには、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことが推奨されています。

80歳で20本以上の歯を保っている人の割合は、この20年間で増加していますが、平成28年の歯科疾患実態調査では、達成率は50.2%に過ぎません。日本人の平均寿命が延びる一方で、歯の寿命を延ばすことが課題となっています。

歯周病が歯を失う原因に

日本では、多くの人が「歯周病」によって歯を失っています。特に高齢になるとそのリスクが高まります。
歯周病は、歯を支える歯肉や顎の骨が徐々に破壊されていく病気で、適切な治療やケアを行わないと、最終的には歯がグラグラになり、抜歯が必要になることがあります。

健康な歯を保つためには?

歯を健康に保つためには、バランスの良い食事を摂り、よく噛んで食べることが重要です。自分の歯でしっかり噛めることは、食生活を豊かにするだけでなく、健康の維持・増進、そして病気の予防にもつながります。

日本では「80歳で自分の歯を20本以上保つ」だけでなく、「60歳で自分の歯を24本以上保つ」「40歳で自分の歯をすべて保つ」といった目標も提唱されています。

老化による歯の喪失は避けられる

歳をとって歯が抜けるのは、老化現象の一部だと思われがちですが、歯周病を正しく予防・治療すれば、いくつになっても自分の歯を保つことが可能です。
まずは、毎日の歯磨き(ブラッシング)や生活習慣を見直し、いつまでも健康な歯でいられるように取り組んでいきましょう!