血圧って大事

こんにちは、ドクターの橋本です😊

今回も前回に引き続き道具の紹介をしていきたいと思います。

今回はこちら!!

皆さんも見たことくらいはあるでしょう😊
そう!血圧計です✨

医院に受診される方に使う機会はそうありませんが、訪問診療では常に携帯しています。
訪問歯科ではバイタルサインの測定が大切になるのですが、血圧に異常を示す方が多いです。

高血圧の基準としてよく知られているのが、最高血圧が140以上または最低血圧が90以上ですが、これは病院などで計る時のもので、家庭で計る場合は最高血圧135以上または最低血圧が85以上の場合は高血圧に該当します。
そして循環器病のリスクが最も低い至適血圧は最高血圧が120未満かつ最低血圧が80未満なので、最高血圧が120~130くらいの人も正常血圧ですが油断をしないように気をつけないといけません。
ちなみに最高血圧が100以下だと低血圧と判断されます。

血圧が高い状態が続くと血管や心臓に負担がかかり、自覚症状がなくても動脈硬化や心臓肥大が進み、脳卒中や心筋梗塞・心不全・不整脈・動脈瘤・腎不全など、多くの循環器病が引き起こされます。
また観血的な処置が困難となったり、高血圧緊急症(自覚症状として頭痛・視力障害・悪心・嘔吐・胸痛・背部痛・呼吸困難など、他覚症状としてマヒ・意識障害・痙攣・低酸素血症・チアノーゼ・発汗などが見られる)を発症してしまうリスクがあります。

このように長期・短期ともにリスクを伴う恐れがあるので、血圧に異常がある方はきちんと報告をしてください。
とくに訪問では血圧計を持っていってますので、普段大丈夫でも心配な方は測定しますので、お気軽にお声かけ頂ければと思います。

今回いろいろ知識をアップデートする中で、血圧コントロールはとても大切で怖いものなんだなと改めて実感しました!

高齢の方は気にされている方も多くいるとは思いますが、中高年の方はあまり気にされていない方も多くいらっしゃると思います。皆さんも普段から注意してみてくださいね。