口呼吸はさまざまな病気の原因になると言われています。
口呼吸と関連すると考えられる疾患には、
関節リウマチ、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支ぜん息、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、尋常性乾癬、うつ病、化学物質過敏症、ドライマウス(これに付随して虫歯)、慢性副鼻腔炎、ペリオ、いびき、睡眠時無呼吸症候群などが挙げられます。
寝ている間に成長ホルモンが分泌されるため、いびき、睡眠時無呼吸症候群に付随して、眠りの質が落ちると、成長ホルモンの分泌が低下し、身長が伸びないなどのいろいろな発達障害も起こします。
口呼吸により注意力の低下やワーキングメモリーの低下、学習能力や仕事の効率の低下を招くとも言われています。
上咽頭の部分の炎症も引き起こし、上咽頭炎は全身疾患の遠因にもなるそうです。
また、口呼吸していると、常に唇の周りの筋肉(口輪筋)が正常にない為、歯の生えてくる位置がおかしくなったり、噛み合わせがおかしくなったりもします。そして、かみ合わせが悪い不正咬合の子供は、集中力が低下する、学力が伸びないなど、脳への悪影響が見られることもあるそうです。
口呼吸をする方の特徴は、以下のような特徴があります。
・いつも口を開けている
・口を閉じると、顎に梅干上の膨らみ歳話ができる。
・下唇が腫れぼったく、突き出ている
・左右の目の大きさが違う
・目が腫れぼったく、むくんでいる感じ
・食べるときにくちゃくちゃ音を立てる
・朝起きた時に喉がヒリヒリする
・朝起きたときに口の中が乾いている
・口の中がよく乾く
・唇がよく乾く
・口を開けてものを食べる
・いびきや歯ぎしりをする
・口臭が強い
・タバコを吸っている
口呼吸の改善にはあいうべ体操が効果的です。
あいうべ体操に加えて、口テープ、鼻うがいを3セットトレーニングとするとさらに効果的だそうです。
口呼吸が原因で噛み合わせまでおかしくなってしまった場合には、矯正治療と正しい咀嚼(よく噛んで食べること)で改善を図る必要が出てきます。
弊害の多い口呼吸ですが、逆に鼻呼吸に変わる事で
1.唾液の分泌が増え、免疫力が上がるので、いろんな病気の予防にもなる
2.内臓筋や体幹筋が鍛えられる
3.血中酸素量がアップし、血液が浄化される
4.注意力・思考力が養われる
とも言われています。
口呼吸に思い当たる人は、是非とも早めに対応していただくことをお勧めします。
口テープ、鼻うがいは少し購入するものが必要になりますが、あいうべ体操は今からでもすぐに出来るものです。
是非オススメします。
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