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お口を清潔にして感染症対策!!

2022年10月31日

こんにちは!受付の吉野です。

みなさんは、ご自分のお口にたくさんの細菌が棲んでいるってご存知ですか?

実はこの細菌たち、とても凶悪で虫歯や歯周病を引き起こすだけでなく、

風邪やインフルエンザが体に入り込む手助けまでしている事が分かってきました。

奴らに好き放題させない為には、いったいどうしたらよいのでしょうか?

お口の細菌の正体と、奴らへの対処法を知ってこの感染症時代を乗り切りましょう!

 

🔵お口の中には細菌が100億個!

↪︎「お口の中に細菌がウジャウジャいる」なんて想像するのは気持ちが悪いですよね。

でも本当のことを言わせていただくと、お口の中は細菌の巣窟。

いつも歯磨きを丁寧にしてる人でも、歯や舌、粘膜などにいる細菌を合計すると

100億個にも達します。

怠っている人の場合、なんと1000億個もの細菌がお口の中にいるのです。

 

🟡命に関わる病気の原因に!

↪︎虫歯や歯周病の原因だということは多くの人がご存知だと思います。

ところがこの細菌たちはお口の中以外にも、悪さをしている事が明らかになっています。

お口の細菌は、誤って肺に入ると誤嚥性肺炎を起こします。

歯茎の炎症から血流に入り込むと、動脈を詰まらせて動脈硬化の原因になります。

糖尿病や腎臓病の引き金になっていることもわかっています。

お口の中の細菌は気道や血流に入り込んでは、

命を奪うほどの重大な病気の原因を作っているのです。

 

🔴風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスも呼び寄せる?

↪︎お口の中の細菌が、風邪やインフルエンザのウイルスを手伝って、

感染しやすいようにサポートしている事までわかってきました。

細菌の出す毒素や酵素が、恐ろしいウイルスの誘導役をしているようなのです。

 

《ウイルス感染から身を守りたい!!》

◇毎年流行するインフルエンザ、今日本を脅かしている新型コロナウイルス。

手洗い・うがい、予防接種のほかに、歯磨きも大事だということをご存知ですか?

 

日頃から知っておきたいのが「予防策」です。

手洗い、うがい、そしてA型・B型への対応策なら予防接種を受けること、

栄養バランスのとれた食事と睡眠を十分にとること。

これにもう一つ追加したいのが、「歯磨き」です。

近年の研究によって、

「お口の中をキレイにして細菌を減らすと、ウイルス感染のリスクが減る」ことが

わかってきました。

逆に、「歯磨きをサボってお口の中に細菌がたくさんいると、

細菌が風邪やインフルエンザウイルスの感染をサポートする毒素をたっぷりと出して

ノド粘膜に悪影響を与え、その結果ウイルスの感染が促進されてしまう」というのです。

お口の中の細菌が、虫歯や歯周病だけでなく、動脈硬化や糖尿病、

その上感染症にまで影響するとはお口の細菌の凶悪さ、恐るべしです。

 

《歯周病の毒素はインフルエンザ・新型コロナウイルスの強力サポーター?》

◇ウイルスは標的とした細胞のレセプター(受容体)に吸着し細胞に入り込みます。

プラークに潜む細菌たちが出す酵素は、ノド粘膜を守っている粘液を溶かし破壊します。

そのためレセプター丸出しになってウイルスが吸着しやすくなります。

しかも歯周ポケットの中に棲む歯周病菌の内毒素は、歯茎だけでなく気道粘膜も壊します

炎症で細胞同士の結びつきが緩くなると、ウイルスが侵入しやすくなってしまうのです。

毎日の歯磨きでしっかりとプラークを取り除いていると酵素や内毒素が少なく、

インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスへの応援が弱まって

ウイルスにつけ込まれる隙が減ります。

「インフルエンザ・新型コロナウイルスの予防には歯磨きも大事ですよ」というのは

こういう理由に繋がっているのです。

 

《プラークを減らし感染症を防ごう!》

      Q:人間には細菌をやっつける免疫機能があるのに

         なぜ、口の中の細菌はやっつけられず、放っておくと増える一方なのでしょう?

      A:これがプラークの恐ろしいところ。

         ヌルヌル物質でできた膜の中に隠れていると

         免疫細胞はその中にいる細菌に気づきません。

         お口の細菌を減らすもっとも効率のいい方法は毎日の歯磨きと

歯科医院での定期受診です。

      ◉プラークを落とすには、器械的にこすり落とすのがいちばん。

         歯ブラシが届かない歯周ポケットのなかは、

歯科衛生士さんにきれいにしてもらいます。

こうしてプラークをしっかりと取り除いていれば、

虎視眈々と私たちの歯と命を狙う細菌集団から身を守ることができます。

 

《プラーク除去からはじめよう!》

◇糖尿病や動脈硬化など、深刻な病気の引き金になるだけでなく

新型コロナウイルスなどの感染症までも引き寄せてしまうデンタルプラーク。

日頃の丁寧な歯磨きと、歯科医院で受けるクリーニングで

恐ろしいお口の細菌から身を守りましょう!

◉プラークから身を守るには、丁寧にブラッシングしてお口の中から追い出すこと、

その効率を上げるために歯磨き剤や洗口剤に配合された殺菌剤を賢く使っていくこと

歯周ポケットの中や歯の間に取り残したプラークを定期的に歯科医院でしっかりと

取り除いてもらうこと、これ以外に方法はありません。

歯磨きの良いところは、副作用がなく、何よりとても経済的だということです。

また、歯科医院で定期的にクリーニングを受けるには少しお金が必要ですが、

通常は数ヶ月~半年に一度ですみ、お口の中がサッパリして気持ち良くなるうえ、

身体にもいいのでこんなにお得なことはありません。

元気な身体は、清潔なお口から。

お口の中に凶悪な細菌たちを増やさないようにしっかりケアして病気を予防し、

この冬を元気で乗り切りましょう!!