歯科のお仕事に携わって13年が経ちました。
(結婚や子育て等で3年間は休憩いたしましたが・・・)
歯科で勤めることになったきっかけは高校生の時でした。
近所の歯科医院で歯科助手のアルバイトをしていました。
そこからどんどんと歯科医療に惹きこまれていきました。
虫歯ってどうしてなるんだろう?
虫歯の治療って虫歯をとった後どうするんだろう?
銀歯ってどうやって作ってるんだろう?
はじめは、とにかくギモンだらけでした。
その答えを探すべく歯科衛生士の学校に通い始めたのです。
学校での勉強、大きな病院の口腔外科や一般の歯科診療所での臨床実習など。
どれをとっても、楽しく充実した学生生活でした。
患者様のお口の中を拝見させていただき10年。
ブラッシングにはいろいろな癖があることに気がつきました。
私達 歯科衛生士の仕事は、ただ単に治療の補助、
歯周病の治療や歯石とりだけではありません。
清掃後のキレイになった口腔内を維持するためにブラッシングの指導や、
ホームケアに対するモチベーションを保つことも大切な仕事です。
ブラッシングする時の力加減、歯ブラシの種類、歯磨き粉等
どのような物をどのように使っているか。
それはお口の中のサインを読みとらないといけません。
ある日、いつものように患者様の口腔内を観察していたところ、
プラークの残り方、歯肉の感じ、歯の感じからもしかすると・・・。
電動歯ブラシ使用?
しかも市販の歯磨き粉使用?
恐る恐る尋ねてみると・・・
「なんでわかったんですか?」と驚かれました。
近頃、電動ブラシに市販の歯磨き粉を使われている方をよく目にします。
私は研磨剤、発泡剤の入っていないものを使用していただくことをお勧めしています。
電動歯ブラシで研磨剤の入った歯磨き粉を使うと、歯面や歯茎に傷ができたり、ひどい場合には歯が磨り減ったり、知覚過敏の症状がでることもあります。
発泡剤はすぐにお口の中があわあわになり、磨けてないのに磨いた気分になります。
しかし、毎日のブラッシングに研磨剤、発泡剤の無配合の歯磨き粉だけを使用すると
日常の食物の色素が歯につき、それが着色となり目立ってくることもあります。
一日の中で上手に使い分けるのがよいのではないでしょうか。
電動歯ブラシには利点と欠点があります。
気になる方は、来院時にお気軽にお声がけください♪