ゴールデンウィーク明けからは通常通り診療致します。

当院では4月の緊急事態宣言を受け、一日患者数の調整と診療日数の制限(火曜日、木曜日の休診)を行ってきました。
未知のウイルスが蔓延し、その全貌が見えず、対策方法も確立されていない状況でしたので、患者さんやスタッフ、関わる全ての人の安全を考え、ご予約いただいていた多くの患者さん一人一人に電話で事情を説明させていただき、必要な治療を除く全ての予約を延期・キャンセルさせていただきました。
大変多くの患者様にご迷惑をおかけしましたが、全ての患者さんが状況を理解し、予約を快く変更してくださいました。逆に多くの方に応援と感謝の言葉をかけていただき、改めて皆様のおかげで10年も続けてこれた事に感謝しました。本当に有難うございました。
今日まで、多数の専門家、医療従事者、仲間の歯科医師の努力で新型コロナウイルスの情報、対応方法、対策が少しずつ分かってきました。それらの情報をより多く拾い、精査していった結果、当院の現在の感染対策となりました。
今回休診日にした日も院長のみクリニックにいた中で、クリニックに直接お越しいただいた患者様はかなり少なかったですが、かなりの数の電話が鳴りました。緊急でお薬のみお渡しした患者様もいらっしゃいました。結果休診にすることで多くの患者様に大変なご迷惑をおかけしていることを強く感じました。そして、診療にこられる患者様の中には、「こんな時にきてごめんね…」とおっしゃられる患者様も数名いらっしゃいました。この言葉を聞いて、本当に申し訳なくなりました。
そこで、私たちに求められているのは正しく学び、正しく恐れ、正しく対処することだと判断し、先日兵庫県でもコロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長が発表されましたが、今まで通りの感染対策を行いながら診療日数の制限はなくし診療を行う事にしました。
マスコミが発信した「歯科医療従事者・歯科医院は感染のリスクが高い」といった報道により、多くの患者さんにご心配をおかけしましたが、現状としては「歯科治療を通じて歯科医院から患者様への感染、患者様から歯科医院への感染した例は1件もない」ことを4月30日 TBS系列報道番組「あさチャン!」で日本歯科医師会のトップである堀憲郎会長が明言しました。
これは各歯科医院が感染対策に積極的に取り組んでいる証だと思います。
そして、感染者数内の歯科関係者の数字的事実を見れば歯科のリスクは他業種の約3分の1の確率のようです。
私たち歯科医院は従来、十分な手間とコストをかけて様々な感染対策を行ってきました。標準感染対策、スタンダードプレコーションともいい、何かあればその時だけ慌てて一時的な対策するのではなく、受診されてる全ての患者さんが感染患者だと想定して、相互感染や院内感染を防ぐべく、厳密なルールを作って実践してきました。
それが今回このような形で良い結果を生んでいると推測されます。
また、日本歯科医師会から、新型コロナウイルス感染症に対しての情報も発信されていますので、ご参考にしてくだい。
口の健康は全身の健康の第一歩であり、私たち歯科医院は私たちのプロフェッションに基づき、私たちにできることを精いっぱいやる事にしました。
ただ正しく恐れ、正しく対処するために以下の感染対策は今後も続けて参ります。
当院では、患者様、術者が共に感染しないための策をできうる限り徹底します。
【現在行っている感染対策】
・患者様毎の診療スペース及び周辺のアルコール消毒
・患者様毎の診療器具の滅菌、消毒(滅菌非対応のものは使い捨ての徹底)
・患者様毎の歯の切削器具の滅菌
・治療時の除菌水の使用
・自動ドアと窓を全開放し、常時換気状態で診療
・新しい空気清浄機の設置
・一日来院患者数の制限
・治療前のガラガラうがい
・待合スペース、受付カウンターのアルコール消毒
・院内清掃の強化
・受付カウンターのビニールカーテンの設置
・キッズスペース使用制限、おもちゃの撤去
・待合の本の撤去
・エアードライの使用禁止
・診療台毎のクレベリンの設置
・プロのお掃除屋さんによる定期清掃時の抗菌ワックスと除菌作業
・待合のイスの数の制限
・車の中での待機やクリニック外での待機のお願い
 (待合での密集を避けるために、失礼とは承知しておりますが、車の中での待機やクリニック外での待機をお願いする事もありますので、ご了承お願い致します。)
・患者様への来院前の検温のお願い
・患者様への風邪様症状のある方、渡航歴のある方へ来院を控えていただく事のお願い
・患者様への来院時のアルコールによる手指消毒のお願い
・患者様への来院時の非接触型体温計での検温
(37度以上ある方の診療をお断りさせていただいております。)
・患者様への来院時の感染症対策用の問診、確認
(問診票で問題が確認された場合には、万全を期して診療日を改めていただく場合がございます。予めご了承ください )
・スタッフのマスク、ゴーグル、帽子などの着用義務
・フェースシールドの着用
・スタッフの患者様毎のアルコールによる手指消毒の徹底
・スタッフの出勤前の検温
・スタッフへの出社時の非接触型体温計での検温
(37°以上のものは帰宅、自宅待機させます。5/5現在ではいませんでした。)
・当院で働くスタッフには、不要な外出を控えるよう院長を中心にスタッフの意識向上
 と教育を徹底しています。
・公共交通機関を使っての通勤中のスタッフへの通勤用車のレンタル
【今後考えられる対応】
・医療用マスク、グローブ、消毒薬等の不足による診療停止
当院の各種感染予防対策に必須な材料が一つでも不足した場合、当院が考える感染予防対策は不可能ですので、一時休診とさせていただきます。
*口腔内を清潔に保たないと免疫が落ち、ウイルスに感染しやすくなるといわれています。毎日の歯磨きとうがいを心がけ、口腔清掃により健康に努めていきましょう。
当院では日々できる事を追加しています。
一人一人の行動が1日でも早い世界の平和につながると思っています。
当院でも感染予防に最善を尽くして参りますので、ご協力の程よろしくお願い致します。
オオマチ歯科クリニック 院長 大間知資雄
発熱やのどの痛み、せき、息切れ、強いだるさ(倦怠感)、鼻症状もなく突然、味覚・臭覚に異常が出るなどの症状があり、新型コロナウイルスの感染が疑われる方は、直接受診する前に、必ず最寄りの兵庫県健康福祉部健康局疾病対策課に電話で相談し、指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
(健康不安に関するお問い合わせはこちら)
部署名:健康福祉部健康局疾病対策課
電話:078-362-3213
FAX:078-362-9474
(感染症警戒本部に関するお問い合わせはこちら)
部署名:企画県民部災害対策局災害対策課
電話:078-362-9833
FAX:078-362-9911