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予防歯科
口呼吸が引き起こす健康への悪影響とその改善方法
口呼吸が引き起こす問題とは?
口呼吸はさまざまな病気の原因になると言われています。
口呼吸と関連すると考えられる疾患には、以下のようなものがあります。
口呼吸が関連する疾患
関節リウマチ、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支ぜん息、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、尋常性乾癬、うつ病、化学物質過敏症、ドライマウス(これに付随して虫歯)、慢性副鼻腔炎、歯周病、いびき、睡眠時無呼吸症候群 などが挙げられます。
また、口呼吸による他の影響としては、以下のようなことが報告されています。
口呼吸によるその他の影響
・いびきや睡眠時無呼吸症候群により眠りの質が低下し、成長ホルモンの分泌が抑えられる
・眠りの質が悪くなると、発達障害や注意力の低下、ワーキングメモリーの低下、学習能力や仕事の効率の低下を招く
・口呼吸が原因で上咽頭炎を引き起こし、全身疾患の原因になる可能性がある
口呼吸の特徴と影響
さらに、口呼吸をすることで唇の周りの筋肉(口輪筋)が正常に機能しなくなり、歯並びが悪くなったり、噛み合わせに問題が生じたりします。
かみ合わせが悪い不正咬合の子供は、集中力が低下し、学力が伸びないなど、脳への悪影響が出ることがあります。
口呼吸の特徴的な症状
口呼吸をしている人には、次のような特徴が見られます。
・いつも口を開けている
・口を閉じると顎に梅干上の膨らみができる
・下唇が腫れぼったく、突き出ている
・左右の目の大きさが違う
・目が腫れぼったく、むくんでいる感じ
・食べるときにくちゃくちゃ音を立てる
・朝起きたときに喉がヒリヒリする
・朝起きたときに口の中が乾いている
・唇がよく乾く
・口を開けてものを食べる
・いびきや歯ぎしりをする
・口臭が強い
・タバコを吸っている
口呼吸改善のための方法
口呼吸を改善するために効果的な方法として、以下が推奨されています。
あいうべ体操
あいうべ体操は、口呼吸を改善するための簡単なトレーニングです。
この体操では、口を「あ・い・う」と動かし、最後に舌を「べ~」と出す運動を行います。
口テープ、鼻うがい
あいうべ体操に加え、口テープや鼻うがいを組み合わせることで、口呼吸の改善効果をさらに高めることができます。
口呼吸が引き起こす病気を予防しよう
口呼吸は、様々な病気の原因となる可能性があるため、早めに対応することが重要です。
鼻呼吸に切り替えることで、以下のような健康効果が期待できます。
鼻呼吸の健康効果
1. 唾液の分泌が増え、免疫力が上がることで病気の予防につながる
2. 内臓筋や体幹筋が鍛えられる
3. 血中酸素量が増加し、血液が浄化される
4. 注意力や思考力が養われる
口呼吸の改善に思い当たる方は、ぜひ早めに対応を始め、あいうべ体操や口テープを試してみてください。