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ホワイトニング

ホワイトニングの年齢制限とリスク:子どもへの適用はどう考えるべきか?

永久歯が生えそろえば子どもでも大丈夫?

塚口オオマチ歯科・矯正歯科、院長の大間知です。先日、患者様から「永久歯が生えそろったらホワイトニングをしても大丈夫ですか?」という質問がありましたので、当院の考え方をシェアします。

永久歯の成熟について

私たちの歯は、12歳くらいですべての永久歯が生えそろいます。前から7番目に位置する「12歳臼歯」(第二大臼歯)が生えてきた時がそのサインです。これで歯列がすべて大人の歯に置き換わり、ホワイトニングも可能に思われますが、実際はそう簡単ではありません。

というのも、歯は生えた時点では未成熟であり、時間をかけて石灰化が進むことで成熟していくからです。

未成熟な歯へのホワイトニングのリスク

12歳でホワイトニングを行うと、エナメル質が未成熟な状態でホワイトニング剤を使用することになります。未成熟なエナメル質に漂白剤が作用すると、薬剤が歯の深部まで入り込み、象牙質にある神経を刺激する恐れがあります。その結果、冷たいものがしみる知覚過敏の症状が出やすくなるのです。

場合によっては、エナメル質が成熟するプロセスを妨げる可能性もあります。つまり、歯が生えそろっていても子どもにホワイトニングを行うことは避けるべきです。

ホワイトニングの年齢制限

ホワイトニングに厳密な年齢制限はありませんが、通常は中学生から高校生にかけて永久歯が生えそろいます。この時期は思春期でもあり、口元の美しさに対する関心が高まります。歯を白くしたいという希望を持つ人も少なくありません。

歯科医院によっては、保護者の承諾書があれば未成年にもホワイトニングを行うことがありますが、これはあくまで歯の状態による個別判断に基づくケースです。

当院でのホワイトニングの方針

当院では18歳からホワイトニングが可能です。条件によっては中高生へのホワイトニングを行うこともありますが、基本的には18歳以降を推奨しています。これは、歯やお口の健康な成長を考慮し、リスクを最小限に抑えるためです。

ホワイトニングの注意点

ホワイトニングは歯の表面を覆うエナメル質に薬剤を作用させる処置ですが、適切な年齢や症例を選ばないと、知覚過敏を引き起こしたり、永久歯の成長を妨げたりする恐れがあります。適切なタイミングでのホワイトニングを心がけましょう。