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医院からのお知らせ
実習付きの院内勉強会
実習付き院内勉強会の開催
先週の日曜日にみんなで実習付きの院内勉強会を行いました。
休みの日にも関わらず、多くのドクターとスタッフが数名参加してくれました。
朝からは、知り合いのフリーランス衛生士さんをお迎えし、「痛くないスケーリング(お口のお掃除)」を新人衛生士の高平さんに教えてもらいました。
軽い講義の後、主に実技を中心に指導していただきました。
非常に丁寧で優しい指導でした。
実技指導の様子
そのあと、高平さんに私の口をお掃除してもらったのですが、とても丁寧で全く痛くありませんでした。
自分ではキレイにしているつもりでしたが、見えない奥の方に歯石が結構ついていたことに驚きました。
それもキレイに汚れを落としてくれました。
お掃除前後で鏡と写真で見比べましたが、すごくキレイになりました。
その後、主任の口の中もお掃除してくれて、主任も痛くなかったと大絶賛!
やはり痛くなくきれいにすることは大事ですね♪
午後の歯周外科の実習
午後からは、ドクターたちの歯周外科の実習を行いました。
豚の骨を精肉業者から購入し、実際のオペを模した実習やインプラントの実習を行いました。
実際の診療では助手としてしか関われないスタッフにも触れてもらい、
どういう風に行っているのか、患者さんのどのようなところを気にしているのかを体験してもらいました。
歯周外科治療について
歯周外科とは、歯周病が進行した方の歯茎の状態をきれいにするための治療法です。
歯周病が進行すると、歯と歯茎の間にある溝が深くなります。
その溝が深くなると、自分の日々の歯磨きではケアが困難になります。
歯周外科は、その深くなった溝を浅くするための小手術です。
溝を浅くすることで、毎日の歯磨きで自分でケアできるようになります。
歯周病と全身の健康
最近では、歯周病がさまざまな病気を引き起こすこと、そして病気が歯周病を悪化させることが、テレビ等でよく言われています。
成人の約8割が歯周病にかかっているとも言われており、歯周病治療は歯科治療の中でも最も多く行われるべき治療の一つです。
しかし、これまでの歯科医院では、痛くなってから行くことが普通だったため、虫歯治療や入れ歯治療が中心でした。
お掃除はそのついでで行われることが多かったのです。
当院の使命
当院でもその傾向はありましたが、治療の勉強を進める中で、正しく治すことの難しさ、
人工物に求められるミクロの精度、人間の持つ機能の素晴らしさに気づきました。
特に、天然歯の素晴らしさを実感しました。
そこで当院に求められる使命は、治療技術の向上と共に、天然歯をいかに健康な状態で維持するかということです。
医科との連携と予防
現在、当院では医科との連携や歯周病の予防に力を入れています。
健康な方にはその大切さを伝え、歯が健康な方には、しっかり噛めることに感謝し、その状態を維持することの大事さを説明しています。
たかが歯1本、されど歯1本。
1本の歯がダメになると、他の歯にも影響が出ることがあります。
皆さん、歯を大事にしてくださいね♪