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歯の豆知識
ホワイトニング
本気で汚れを落とすなら!+歯間ブラシのアイテムをプラス
「毎日正しい方法できちんと歯磨きしているから、お口の中はキレイだし、虫歯なんて関係ない」と思っている方に残念なお知らせです(><)
実は、歯ブラシだけではどんなにがんばっても落としにくい汚れがあります。それが歯間の汚れです。
ある調査で、歯ブラシだけでは歯と歯のプラークは61.2%しか落とせないということが確認されています。
歯ブラシと歯間ブラシを両方使うと、プラーク除去率は84.6%にアップし、歯ブラシのみと比べて1.4倍もプラークが除去できます。
まずは歯間ブラシの使い方をマスターしましょう
みなさんは、歯と歯の間の食べかすやプラークが、虫歯や歯周病の原因になることをご存知でしょうか。
歯間ブラシは、その歯間の汚れを落とす専用アイテムです。歯ブラシだけでは落としきれない汚れをしっかり取り除いてくれます。
歯間ブラシの操作法
歯ブラシの毛先が届かない歯間部のプラークを歯間ブラシで除去します。特にプラークが除去しにくい部位には、正しく歯間ブラシを挿入して、毛先の動きをコントロールする必要があります。
歯間ブラシの不適切な操作は、プラークを除去できないばかりか、歯肉を痛めたり、歯間乳頭を失う原因になることがあります。
挿入時のポイント
① 歯間部よりやや小さめの歯間ブラシを選びます。
② 歯間乳頭を押し下げないよう、舌側の歯と歯肉の境目に沿って歯間ブラシを挿入します。
③ その状態で、歯間部の歯肉辺縁に沿ってゆっくり2~3mm動かしながらブラッシングします。
注意: 無理なサイズの歯間ブラシを使ったり、誤った挿入方法を続けると、汚れが落ちないばかりか、歯肉を傷つけたり歯肉退縮の原因になります。不安な場合は歯科衛生士にご相談ください。
歯間ブラシで心配される隙間について
歯間ブラシを使うと歯と歯の隙間が広がるのでは?と心配される方もいらっしゃるでしょう。
実際、歯と歯の間にはもともと隙間がありますが、歯肉が腫れているために感じられないことが多いのです。歯間ブラシでプラークを除去し、炎症が消えると、歯肉が引き締まり、隙間が見えるようになります。すでに歯周病が進行している場合、歯肉が引き締まると大きな隙間ができることがありますが、これは健康な状態の証拠です。
歯間ブラシが入らないところはフロスを使いましょう
歯間ブラシが入らない部位は、フロスを使いましょう。フロスは、歯と歯の間にしっかりフィットし、汚れを取り除きます。
定期的な歯科医院でのメンテナンスも大切
お口の中を清潔に保つためには、セルフケアが最も大切ですが、口内は複雑で死角が多く、完全に磨くのは難しいです。定期的に歯科医院で自分の清掃状態を確認し、必要に応じてプロフェッショナルな清掃を受けることが重要です。
口内の細菌は、清掃後も時間とともに増え、3~4ヶ月後には再び汚れが蓄積します。ですので、3~4ヶ月ごとに歯科医院で清掃を受けることで、お口の健康を維持しましょう。