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インプラント

インプラント治療の進化:歯根膜を持つ次世代インプラントの開発

日本にインプラント治療が導入されて30年以上が経ちました。おかげで、噛む力が入れ歯よりも回復できたという喜びの声も多く聞かれます。しかし、その後のメンテナンスが大変で、特に歯周病予防の徹底が必要となる点は依然として課題です。

現行インプラントの課題とその改善

従来のインプラントでは、歯周組織に神経がないため、噛むときの衝撃を和らげることができなかったり、痛みを感じにくかったりといった問題があります。しかし、こうした課題にも光明が差しそうです。

東京理科大学の辻教授と岡山大学の大島助教らの研究グループが、天然の歯と同じ歯根膜を持つインプラントを開発したというニュースがありました。マウスの実験では機能回復の可能性が実証され、人間への応用も目指されています。2020年には臨床応用が期待されていましたが、その後の研究発表はまだ出ていません。とはいえ、今後の発表が非常に楽しみです。

歯根膜とは?

歯根膜という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、これは歯の周りに存在する高機能のセンサーのような組織です。歯根膜には、髪の毛1本分でも噛んだ感触を伝えるほどの感覚機能が備わっています。また、むし歯や歯周炎に対するバリア機能も持ち、歯を保護する役割も果たします。

今までのインプラントの最大の欠点は、歯周病菌に対するバリア機能と力に対する緩衝機能が不十分だったことです。しかし、この新しい歯根膜を持つインプラントがそれらの問題を著しく改善すると期待されています♪

詳しくは岡山大学のHPに掲載されています。

次世代インプラントに期待

1日でも早く、この新しいインプラントが使用できる日が来ることを心より祈っています。