口の中をきれいにすることは、虫歯予防や歯周病予防に非常に有効です。しかし、口腔ケアが全身の疾患予防にもつながることがわかってきています。

最近では、新型コロナウイルス感染予防にも口腔ケアが関係していることが示されています。
東京医科歯科大学の研究記事

口腔ケアが感染予防に

東京医科歯科大学による研究では、口腔内をきれいに保つことがインフルエンザや新型コロナウイルスの予防にも役立つとされています。
歯周病菌とインフルエンザ感染についての記事

つまり、歯周病や虫歯の予防がインフルエンザやコロナウイルスの予防にもつながるということです。皆さんも今一度、感染予防対策としての歯磨きや歯周病予防を見直してみませんか？

歯磨きの重要性と磨き残し

オオマチ歯科クリニックには、尼崎市南塚口町を中心に多くの方にご来院いただいています。幅広い年齢層の方に来ていただいていますが、当院に初めて来ていただく方の中で、正しく歯を磨けている方は1割もいません。

実は私自身も定期検診の際には磨き残しを指摘されることがあります。歯磨きは難しく、死角が多い口の中で完璧に仕上げるのは至難の技です。まずはご自身の磨き方をプロに確認してもらうことが大切です。

感染対策と歯科医院の安全性

大阪府知事である吉村知事も、府内の歯科医院でクラスターが発生していないことをツイートし、感染対策の重要性を強調しました。
吉村知事のツイート

内容によると、コロナウイルスは口の中や唾液に多く含まれているため、歯科医院はクラスターのリスクが高いと考えられる一方で、5500の歯科医院がある大阪ではクラスターが発生していないとのことです。これも、徹底した感染対策の成果だと考えられます。

当院でも感染対策を真剣に取り組んでおり、コロナ感染拡大の第一波では非常に不安を感じていましたが、結果として兵庫県の歯科医院でもクラスターは発生していません。

この結果を受け、歯科医院で働くスタッフが日頃から口腔内を清潔に保っていることが、感染防止に役立っているのではないかと考えています。ただし、これは私個人の意見であり、根拠はありませんが、専門家による分析が必要だと思います。

一日も早く、地球上の全ての人々が安全に暮らせる日が来ることを願っています。