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歯の豆知識
歯周病
高血圧から大腸がんまで。噛み合わせと口腔ケアが健康に与える影響
高血圧と噛み合わせの関係
日本人の75歳以上の約70%が高血圧と言われています。兵庫県立医科大学と新潟大学大学院医歯学総合研究科、兵庫県丹波篠山市との共同研究によると、食品を噛み砕く能力が高いことが、高血圧予防に役立つ食生活を維持するために極めて重要であることが示唆されました。
研究は丹波篠山市内在住の894人の高齢者を対象に行われ、奥歯の噛み合わせがない高齢者は高血圧リスクが1.7倍に上昇することが分かりました。
歯周病と大腸がんの関連性
歯周病に関連する菌が大腸がんの発生や進行に関与している可能性が示されました。横浜市立大学医学部肝胆膵消化器病学教室の研究グループが、同大学附属病院の歯科、口腔外科、矯正歯科と共同で行った研究によると、歯周病治療によって歯周病菌が便中から減少することが明らかになったそうです。
大腸がんの罹患率は悪性腫瘍の中でも肺がんに次いで第2位です。胃がんはピロリ菌を除去することで予防できることが知られていますが、大腸がんについての予防法はまだ確立されていません。
歯周病治療が大腸がんの発がん予防や進行抑制に効果があるかどうか、今後の研究に注目が集まっています。
コロナと口腔ケア
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、口腔ケアがウイルス対策になる可能性についても研究が行われています。
歯磨きはコロナに有効か?
日本で最も権威のある歯科大学の一つである東京医科歯科大学附属病院が発表したレポートによると、口の中をきれいに保つこと、歯周病や虫歯を予防することがコロナやインフルエンザなどのウイルス感染対策に有効であることが分かっています。
健口から健康へ
食べ物や飲み物など、人は口から入ってきたものでできています。人間を作る入り口である口が健口(けんこう)でなければ、健康とは言えません。しっかり噛めることや、きれいな口元は、人生を楽しく生きるために非常に重要です。
虫歯や歯周病で失われたり削られた歯は、元には戻りません。塚口オオマチ歯科・矯正歯科では、健康な歯を一本でも多く保ち、豊かな人生を送っていただくためのお手伝いをしたいと考えています。