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小児歯科

食育とお口の健康:生まれる前から始める歯のケア

食育とお口の健康:生まれる前から始める歯のケア

皆さま、こんにちは!
管理栄養士の増岡です。

食育は、お口の中の健康維持にとって欠かせないものです。お口の中の基礎は、小児期に作られます。よく噛んでよく食べるために必要なお口の中の機能について、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃から考えていきましょう。

お母さんのお腹の中(胎児期)の食育

歯や口腔は、お母さんのお腹の中にいる時に作られます。お母さんが規則正しくバランスの良い食事を取ることをおすすめします。また、お母さんの口腔内の状態が胎児に大きく影響するともいわれています。妊娠中期の体調のいい時に歯科検診にいらしてみてはいかがですか?

乳児期の食育

母乳は赤ちゃんにとって欠かせない栄養素がたくさん含まれています。さらにお母さんと赤ちゃんの絆も深まります。母乳を飲むことは、離乳期で噛んだり飲んだりするための大切な過程の一つです。しっかり母乳を飲ませ、生まれた頃から「食」の楽しみを感じさせてあげましょう。

離乳期の食育

離乳期は、母乳から離乳食へ変わる大切な時期です。離乳食を通して少しずつ食べ物に慣れ、食べ物を噛み、口に運び、飲み込むことを学びます。唇がしっかり閉じていることが、離乳食を上手に食べるために重要です。また、手づかみで食べることも、食べる機能の発達に大切なことですので、ぜひ経験させてあげてください。

幼児期の食育

3歳頃にはすべての乳歯が生えそろい、いろいろな食べ物を噛み、飲み込むことが上手になります。食材の硬さや歯触りを感じる食事を取り入れ、よく噛むことの大切さを教えていきましょう。また、家族や友達と一緒に食事をすることで、食事のマナーや食べる姿勢も学べます。

学齢期の食育

乳歯から永久歯への生え変わりが行われる時期です。この時期は、固いものや弾力性のある食べ物を体験させるのがよいでしょう。また、家庭や給食での食事を通して、食事マナーや食べる姿勢も身につけられます。中学生になると生活が乱れがちですが、規則正しい生活や食事を心掛け、間食や夜食は控えるようにしましょう。

食育とは、自分の体を作る大切なものです。今ある歯をずっと大切に使い続けるためにも、生まれる前からの食育を考えてみてはいかがですか?