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歯の豆知識

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顎関節症・噛み合わせ

「歯に強い力がかかっていますね」と言われたことはありませんか?

歯にかかる力についての説明

歯に強い力がかかっていると言われたことはありませんか?

歯科医院に行った時、歯科医師や歯科衛生士から「歯に強い力がかかっていますね」と言われたことはありませんか?

歯の病気は虫歯や歯周病だけではありません。今回は、普段の生活の中で起こっている「歯にかかる力」についてご説明します。

歯ぎしり

歯ぎしりは、横にギリギリと動かす動作で、ほとんどが夜寝ている時に無意識に行われます。音がしない方もいるため、自覚症状がなく気づかない方も多くいます。何十年も放置すると、歯がどんどん小さくなっていくこともあります。

  • 歯が擦り減る
  • 知覚過敏が起こる (擦り減ることで歯の中心の神経に近くなり敏感になる)
  • ギリギリすることで歯が微細に動き、歯垢が付着すると歯と歯の間の虫歯になるリスクが高くなる

食いしばり

食いしばりとは、リラックスしている時には「安静空隙」(上の歯と下の歯の間に約2mmの隙間がある状態)があるのが正常ですが、スポーツ中や集中している時、または寝ている時に過剰な力がかかることを指します。

歯にも様々な影響が起こりますが、見た目にも影響が出る可能性があります。

  • 顎が痛くなる
  • エラが張り、顔が大きく見える
  • 強い力がかかり、歯が割れる可能性がある

これらの力がかかることで、口の中に汚れが溜まっていると、歯周病が急速に悪化します。

歯を綺麗に保つことは、歯の健康や審美面においても非常に重要です。

オーバーブラッシング

オーバーブラッシングとは、過剰な力で歯を磨くことです。「きれいにしたい」という気持ちや無意識に力を入れてしまうことが原因で、歯に負担がかかります。

歯ブラシは優しい圧で歯垢を取ることができ、そこまで強い力をかける必要はありません。歯石は歯科でのクリーニングが必要なため、どれだけ歯ブラシで磨いても取れません。

オーバーブラッシングによる影響:

  • 歯茎が傷つき、下がる
  • 歯が長く見える
  • 知覚過敏が起こる

歯ぎしりや食いしばりの対処法

歯ぎしりや食いしばりの対処法には、以下のようなものがあります:

  • マウスピースを装着して歯を守る
  • 歯列矯正(噛み合わせが悪くて歯ぎしりをしている場合)
  • ストレスの発散

原因はその人によって様々です。歯にかかる力はゆっくりと蓄積されていき、症状が出る時には歯を失うような大きな問題(歯が割れる、重度の歯周病など)になることがあります。

少しでも歯にかかる力に心当たりがある方は、大きな問題になる前に予防することをお勧めします。相談だけでももちろん可能ですので、お気軽にご連絡ください。