BLOG
歯の豆知識
予防歯科
「ガム噛み」で免疫力アップ!認知症予防、ストレスコントロールにも◯
ガム噛みの作用で血液中のリンパ球がグンと増えて免疫力がアップすることが明らかになってきました。
「ガム噛み」でストレス緩和し、免疫機能を活性化させよう!
ガム噛みのリラックス効果
ガム噛みをするとストレスによる交感神経の活動が抑制され副交感神経が優位になりリラックス効果がもたらされます。この作用によって免疫機能を司るリンパ球が増え、ガンの原因である活性酸素を出す好中球が減ることがわかりました。
免疫機能とリンパ球
早期発見も大切ですが、ガンを予防する良い方法はないか?
リンパ球には病原体に感染した細胞を探し出す「キラー細胞」、抗体を作って病原と戦う「B細胞」、病原体の侵入を知らせて手助けする「ヘルパー細胞」、そしてガンを殺す「ナチュラルキラー細胞」などがあります。これらのリンパ球が働くことで、細菌、ウイルス、ガンの細胞から体を守ってくれるのです。
よく噛むことの健康効果
普段の食事でもよく噛み、ガムを噛みましょう。よく噛むことで健康に良いと言われますが、その理由は意外と知られていません。実際には、よく噛むことが「がん予防」にもつながるのです。
唾液の分泌で発ガン性を抑える
唾液にはペルオキシターゼをはじめとした12の酵素が含まれており、ペルオキシターゼには食品添加物や魚の焼け焦げなど、多くの発ガン性物質に対して作用を抑える働きがあります。さらに、老化現象など体に悪影響を及ぼす活性酸素を抑える効果もあるため、唾液の分泌を促すことはガン予防や老化防止に効果的と言われています。
理想的な噛む回数は?
よく噛むことが大切だと言われますが、具体的にはどのくらい噛めばいいのでしょうか?目安としては、1口あたり30~50回ほど噛むことが推奨されています。食事に時間をかける習慣をつけ、早食いを防ぐために、誰かと一緒に食事をする、テレビを見ながら食事をするなどの工夫を取り入れると良いでしょう。
「卑弥呼の歯がいーぜ」を知っておこう!
「卑弥呼の歯がいーぜ」とは、よく噛むことのメリットを表した標語です。頭文字の8つがそれぞれのメリットを表しています。
「ひ」=肥満防止
食べ過ぎを抑える効果があります。
「み」=味覚の発達
食べ物の形や硬さを覚え、味覚が鋭くなります。
「こ」=言葉の発音
顎の発達が促され、表情や言葉の発音が良くなります。
「の」=脳の発達
脳に流れる血液の量が増え、物忘れ予防や脳の発達につながります。
「は」=歯の病気予防
唾液がたくさん出ることで、虫歯や歯周病の予防ができます。
「が」=がん予防
唾液に含まれる成分が食品の発ガン性を抑えます。
「い」=胃腸の働きを促進
消化酵素の分泌を促し、消化を助けます。
「ぜ」=全力投球
歯を食いしばることで、力を入れることができます。
よく噛むことのメリットは非常に多い!
今からでも遅くはありません。毎日よく噛むことを習慣にしましょう!
当院でもキシリトールガムを販売しておりますので、気になりましたらスタッフまでお声がけください。