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親知らずを抜くべきかどうか
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親知らずは正面の歯を1番としたときの最奥8番目の歯です。
生える人と生えない人、歯ぐきに埋まって見えない人など様々です。
また、親知らずが4本とも生えず不揃いであったり、
真っ直ぐ生えず斜めに傾いていたり、歯ぐきに埋もれていたりする場合もあります。
生える時期は20歳前後と遅く、気付いたら腫れて痛くなったというお声が圧倒的に多いです。
しかし一概に「生えたら抜くもの」という訳でもありません。
親知らずを抜歯しなくて良いパターンは次の通りです。
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1. 腫れたことがあっても、傾かず正常に生えてきている場合
上下の親知らずが咬み合っていれば抜く必要はありません。
過去に腫れを経験しても、歯ブラシが届けばケアが可能です。
その際には毎日の歯みがきと2〜3ヶ月に一度、歯科医院でのプロケアで歯垢を除去しましょう。
2. 将来的に他の歯の土台として使用できる場合
親知らずの手前の歯がダメになってしまったとき、
親知らずを土台としたブリッジを立てることが可能になります。
また、失われた部分に歯を移植することもできるため将来の保険として残しておくことも得策です。
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C2以上の虫歯と診断された親知らずは、決して放置しないでください。
感染を起こすおそれがあります。
また、隣り合う歯に虫歯や歯周病などの悪影響を及ぼしやすくなります。
歯や歯の周辺への痛み、歯ぐきの炎症・腫れの原因となります。
「出来るかぎり天然の歯を残す」という方針ではありますが、
以下のようなケースの場合、抜歯が最善の処置となります。
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1. 歯ブラシや治療器具が入らないとき
上下や隣の歯にぶつかってしまうと虫歯の治療が困難になります。
また、その手前の歯の虫歯や歯周病の原因となりかねません。
このケースでは早期に抜くという選択肢が有効になります。
2. 歯並びに影響が出る場合
親知らずは生えてくるスペースがないと他の歯を押し出してくることもあります。
そうなると正常な歯並びを乱してしまいます。
また片側の親知らずだけ生えるなど、咬み合わせの機能を果たさない場合に抜歯が必要となります。
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時間と費用
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時間 |
5分~60分
※親知らずの状態によります。 |
費用 |
保険診療により1,000〜5,000円前後
※初診料や親知らずの生え方、投薬料、CT撮影などによって変動します。 |
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親知らずの摘出中に痛みを生じたり、抜歯後に腫れたりするケースがあります。
これは麻酔の効きが悪かったり、摘出が長時間にわたった場合に起こり得ます。
また妊娠中や通院中など、痛み止めや抗生物質のお薬が服用できない時期もあります。
親知らずで痛みや腫れが生じましたら、まずはお気軽にご相談ください。
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