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小児歯科 矯正治療

食事中のくちゃくちゃ、丸のみが歯医者で治るかもしれない?食べ方の原因と歯科医院で出来ること

塚口オオマチ歯科・矯正歯科院長の大間知です。

今日は、お子さまの食事の食べ方と歯科の関わりについてお話しさせていただきます。

くちゃくちゃ食べる・丸のみする…その食べ方、気になっていませんか

お子さまの食事の様子を見ていて、ふと気になることはありませんか。

口を開けたまま、くちゃくちゃと音を立てて食べる。あまり噛まずに、ほとんど丸のみしてしまう。

お行儀が悪いだけ、そのうち直るだろう、と思われがちな光景です。

でも実は、これらはお口の使い方がうまく育っていないサインの可能性があります。

そして近年はこうした食べ方を歯科で相談し、改善のお手伝いができるようになってきました。

気になりながらも、どこに相談すればいいのか分からず、そのままになっているご家庭は少なくありません。

今日は、その理由とご家庭でできること、そして歯科でできることをお話しいたします。

食べ方が乱れる本当の原因は、歯ではなく「お口の使い方」

私たちが食事をするとき、歯だけで噛んでいるわけではありません。

舌で食べ物を歯の上に運び、唇でしっかり閉じ、奥歯ですりつぶして、最後にごっくんと飲み込みます。

この一連の動きは、生まれつき備わっているものではなく、赤ちゃんから子どもへと成長する中で少しずつ身につけていく機能です。

ところが、何らかの理由でこの動きがうまく育たないと、口を閉じて噛めずに音が出たり、すりつぶす前に飲み込んでしまったりします。

つまり、くちゃくちゃ食べや丸のみの多くは、歯並びそのものより、舌・唇・噛む力の育ち方に原因があるのです。

舌が下がっていたり、唇を閉じる力が弱かったり、奥歯でしっかりすりつぶす習慣がついていなかったりと、つまずく場所はお子さまによってさまざまです。

ここが整わないと、食べ方だけでなくお口全体の発達に影響することがあります。

一時的なもの?それとも相談した方がいいサイン?

すべての丸のみが心配というわけではありません。

奥歯が生えそろう前の一歳から二歳ごろは、噛む力がまだ未熟で、丸のみが起きやすい時期です。

この時期は食べ物を小さく切る、やわらかく煮るなど、お家での工夫で見守ってあげるだけで問題ないことも多いです。

少しずつ噛む練習を重ねながら、ゆっくり育っていくのが自然な流れです。

一方で、年齢が上がっても次のような様子が重なる場合は、一度ご相談いただく価値があります。

  • 口を開けたまま、音を立てて食べることが多い
  • ほとんど噛まずに飲み込んでしまう
  • 食事に時間がかかる、または早食いで詰め込む
  • やわらかいものばかり好み、硬いものを嫌がる
  • 食事中、口の周りによく食べこぼす
  • 食べているときも口がぽかんと開いている

当てはまる項目が多いほど、お口の使い方が育ちきっていない可能性があります。

食べ方の癖をそのままにすると起こりやすいこと

食べ方は、お口の多くの働きとつながっています。

そのため食べ方の癖を放っておくと、ほかの面にも影響が広がることがあります。

たとえば、舌や唇をうまく使えないと、さ行やた行などの発音が不安定になりやすくなります。

噛む力が弱いままだと、あごの成長が十分に進まず、歯が並ぶスペースが足りなくなってしまうこともあります。

さらに、口を閉じる力が弱いと口がぽかんと開きやすく、口呼吸の習慣につながっていきます。

このあたりは、お口の使い方という共通の根っこでつながっているため、一つの困りごとが別の困りごとを連れてくることも珍しくありません。

だからこそ、食べ方は早めに気づいて整えてあげたいサインなのです。

詳しくは口がぽかんと開く原因は舌?低位舌の見分け方や、さ行・た行が言いにくい原因と改善方法もあわせてご覧ください。

歯科医院でできること(お口の機能のチェックと練習)

食べ方の悩みは、歯科で相談できる時代になっています。

歯科では、歯並びやかみ合わせだけでなく、舌の動き、唇の閉じ方、飲み込み方など、お口全体の使い方を確認できます。

どこにつまずきがあるのかが分かれば、その子に合った改善の道筋が見えてきます。

改善といっても、特別なことばかりではありません。

噛む回数を意識する、片側だけで噛んでいないか見直す、唇を閉じて飲み込む練習をするなど、ご家庭で続けられる簡単なものから始められます。

大切なのは、できていないことを責めるのではなく、その子の今の段階に合わせて少しずつ伸ばしていくことです。

お子さまが楽しみながら続けられるよう、声かけやサポートの仕方も併せてお伝えしています。

早く気づいて整えてあげるほど、成長の力を味方につけやすくなります。

根っこから整えるマイオブレース(MRC)という選択

当院では、小児矯正にマイオブレース(MRC)というマウスピース矯正を取り入れています。

これは歯を無理に動かす方法ではなく、歯並びを乱す原因である舌・唇・呼吸の使い方そのものを整えていく考え方です。

食べ方の根っこにあるお口の使い方にアプローチするため、食べ方の悩みとも相性の良い方法です。

当院は、成長期のお子さまの永久歯はできるだけ抜かない方針で、根本からの改善を目指しています。

くちゃくちゃ食べや丸のみは、見方を変えれば早めに気づけたサインです。

気になることがあれば、お子さまの食事の様子をメモして、お気軽にご相談ください。

マイオブレースについては子どもの歯並びを整える「マイオブレース」とは?でも詳しくご紹介していますので、よろしければご覧下さい。