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歯周病

ついに当院でも厚生労働省認可の最先端歯周病治療「ブルーラジカル P-01」を導入しました!!

塚口オオマチ歯科・矯正歯科院長の大間知です。
今月は、今巷で話題のブルーラジカルの勉強会に当院の歯科衛生士のマネージャーの塚元と行ってきました!

勉強会では今までお会いしたかった歯周病会の権威の先生方共にお会いする事も出来たし、他の勉強会で一緒に勉強している先生達にも会う事ができました。


そしてテレビで見た事のあるアナウンサーの方にもお会いする事ができました!男前でした!

ところでなぜこの勉強会に行ったかというと、ついに当院でも
「歯ぐきからの出血が止まらない」「歯がグラグラしてきた」「手術はしたくない」「でも歯は抜きたくない」…そんなお悩みを持つ方のために、塚口オオマチ歯科・矯正歯科では、厚生労働省認可の最先端歯周病治療「ブルーラジカル P-01」を導入しました。

ブルーラジカルは世界初唯一の歯周病の治療器として2年程前に開発されましたが、高額な機器のためなかなか導入する医院も少なく、また、この機器の効果をわかっても受注発注の為手に入らない状況でした。
今回やっと手に入れたこの素晴らしい機器をより効果的に使えるようにする為に勉強会に行ってきました。
ブルーラジカル_ポスター_240520
そして、先日当院の歯科衛生士達と院内勉強会を行いました。


早速自分と実の父親に実施し、効果を見る事にしました。
結果はまた続編で報告します。

ブルーラジカル治療は高精度な殺菌力で歯周病菌を徹底除去出来る機械です。
青色レーザー(405nm)と3%過酸化水素を用いた**「ヒドロキシルラジカル殺菌」**で、歯周ポケット内を強力殺菌します。これによりプラーク内部に浸透しやすく、従来の薬剤が効きにくかった部位にも効果を発揮できます。その効果が厚労省にも認められ、世界初の重度歯周病にも対応した非外科的治療として認可されました。
その為、従来の(保険適応の)重度歯周病の治療とは違い、歯茎は切らず、特殊な機械で歯の周りのお掃除をするだけなので痛みや腫れがほとんどありません。
ただ、歯茎の深い部分へはアプローチしますので麻酔は行いますが、麻酔を使用する為、痛みを抑え、術後の不快感も軽度させます。
また歯茎を切ったり、縫ったりもしないので来院回数も少ないです。
そして、1歯あたり約3〜7分と短時間での治療ですので、広範囲でも1時間以内で治療は完了します。
ただし、ブルーラジカル治療後、長期的に歯周病を安定させる為には、必ず定期的なメンテナンスとご自身でのしっかりとした歯磨きが出来ている必要があります。
そして冒頭でも軽く触れましたが、ブルーラジカルは多くのメディアで大々的に取り上げられました。
その背景としては、ブルーラジカルが今まで出ていた他の同じような機械と全く別物だったという点が一つ大きなポイントでした。
2023年に戦慄デビューしたブルーラジカルですが、以前にも歯周病を治す為に似たような多くのレーザー治療器が開発されていました。
そういった機械が出る度に世界中で話題にはなったのですが、結論からすると治験や文献ベースでは色々なペーパーレビューよりも良い結果が出てきませんでした。
しかし「ブルーラジカル P-01」は、3%過酸化水素水を405nmの青い光で分解することによって「フリーラジカル」を発生させ、細菌に酸化障害を引き起こし、歯周ポケット内を殺菌するという今までとはひと味違う機械でした。チップが超音波振動することで、プラーク(歯垢)や歯石を除去する機能も併せ持っています。

「歯周病が治る」と認められた背景には、強力な殺菌力により、歯石やプラークが原因となる炎症や膿といった症状が消え、歯周ポケットが浅くなったという治験の結果が報告されていることがあります。従来の超音波による洗浄などに比べ、軽度の歯のグラつきや炎症、膿などの症状が抑えられる可能性が高まり、歯周組織の状態の悪化を抑制できることが期待されます。重度の歯周病でも外科的処置を必要としない治療法として世界で初めて認められました。

東北大学の教授達が開発に関わり、治験でもしっかりとした成果を出し、かつ人体にも影響がないことも実証されることで、厚生労働省の医療機器認定において、「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」と明記された初めての歯周病治療器としてデビューしたからです。
そして、なんと言っても日本の歯周病の患者さんの数の多さです。
歯周病が日本人成人の約8割が罹患する「国民病」として今深刻な問題となっているからです。
歯周病は初期症状が現れにくく、静かに進行していく病気です。そのため「サイレントキラー」とも呼ばれています。そして歯周病が進行すると、歯を支えている骨が溶けだし、歯がグラつきだし、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の進行により歯が何本かなくなりだすと、オーラルフレイルと言われる状態になり、それが体全体のフレイルへと繋がる事が懸念されており、2024年から「口腔機能低下症」という病名をつけ、国が検査を推奨し、歯周病予防に動き出しています。
さらに最近の研究では、歯周病菌によって、誤嚥性肺炎や糖尿病、心疾患、脳梗塞、認知症などの重篤な病気を誘発・悪化させることもわかっています。

つまり歯周病が生活習慣病の中で一番身近に起きており、そこを食い止める事が医療費削減に繋がると認識しているからこそ、この歯周病治療器が注目されているのです。
当院では2015年ぐらいから予防に力をいれてきました。今までは日本歯周病学会の考え方に従い、従来の歯周病治療を行っておりましたが、やはり一部の重度歯周病の患者様は抜歯以外の選択肢がありませんでした。そこで当院では、「そんな重度歯周病の患者様をなんとか救いたい」という想いを実現するべく、この先進の歯周病治療器「ブルーラジカル P-01」を導入し、重度歯周病に対する積極的な保存的治療を行うことにしました。その治療結果と限界については以下のような見解としています。
– 「ブルーラジカル P-01」は、歯周病の進行を抑える治療器として非常に有効です
– 症状の改善は比較的早期に見られます(ほとんどの場合1~2週間で急性症状の改善が見られます)
– しかし、失った骨や歯周組織の再生はできません
– セルフケア(ご自身での歯磨き)の徹底が再発防止に欠かせません
– 症状や持病によっては、他の治療との組み合わせが必要となる場合もあります
– 一人ひとりに最適な治療方針を、専門医が丁寧にご提案します

治療の流れ

1451. カウンセリング 現在の症状やお悩みをお伺いします
1452. 精密検査(保険外・自費診療) レントゲンや歯周検査などを行い、正確に状態を把握
1453. 治療計画とご提案 一人ひとりに合わせたプランと費用を提示し、納得いただいた上で治療を開始

費用について(自由診療)

– 精密検査:33,000円(税込)
– 治療費(1本):22,000円(税込) → 今だけ16,500円(税込)※期間限定

ご希望の方へ

– 現在通院中の方:担当医にご相談ください
– 初診・ご検討中の方:まずはカウンセリング+精密検査をご予約ください

ご利用いただけない方

以下の方は治療をお受けいただけません:
– 局所麻酔が受けられない方
– ペースメーカーをご使用中の方
– 光過敏症の方
– 妊娠中の方
– 無カタラーゼ症の方

受診前にご確認ください

– 処置本数・部位により治療時間や回数が異なります
– 一時的に歯ぐきが白くなることがあります(1日程度で回復)
– 施術は麻酔下で行います
– 術後の痛みを伴う場合がありますので、痛み止めの処方を行います
– 治療後のセルフケア・定期通院が重要です
– 再発の可能性もあるため、必要に応じて追加処置をご提案します

医院情報

塚口オオマチ歯科・矯正歯科
– アクセス:阪急塚口駅より徒歩7分
– 診療時間:月〜土 9:30~18:00
– 休診日:日曜・祝日(※月1回日曜診療あり)
– 住所:兵庫県尼崎市南塚口町2-40-26
診療科目一般歯科/歯周病治療(ブルーラジカル)/インプラント/小児矯正(MRC)/矯正歯科/詰め物・被せ物/ホワイトニング/入れ歯/予防歯科/小児歯科