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歯の豆知識
インプラント
インプラントの治療は痛い?
塚口オオマチ歯科・矯正歯科、院長の大間知です。
本日はよく質問のある「インプラント治療の痛み」について書かせていただきます。
インプラント治療に興味がある方にとって、「治療は痛いのか?」という不安はよくあるものです。今回は、インプラントの手術中や術後の痛みについて解説します。
手術中の痛みは局所麻酔でコントロールされる
インプラント手術は、一般的な歯科用の局所麻酔で行われます。局所麻酔はインプラントを埋め込む周辺の感覚を麻痺させて痛みを感じにくくするため、患者様は手術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。麻酔の効果は数時間持続するため、手術後もしばらくは麻酔が効いている状態になります。
また、痛みとは少し異なりますが、手術への恐怖を無くすために、静脈内鎮静法という方法を出来るようになりました。
詳しくは当院までお尋ねください
術後の痛みとその対処法
インプラント手術が終わった後の痛みは手術の内容によって大きく変わります。
一般的な手術では、麻酔が切れてくると軽い痛みを感じることがあります。
ただし、痛みは歯科医師から処方される鎮痛薬で対処できる範囲に収まることがほとんどです。
そして、当院が最近行っているノンフラップオペが出来る場合はほとんど痛みは起こりません。
こちらは歯茎と骨の状態により適応かどうかを判断してからにはなりますが、適応の場合はこちらをお勧めしております。また、ノンフラップオペは最新のCTと3Dスキャナーによるシュミレーションをした上で、ガイデッドサージェリーを行う事により初めて安全に行うことが出来る術式です。当院では、2024年にCTと3Dスキャナーを最新のものにした事により、より安全に行うことが可能になっております。
ただ、人工骨を追加する場合は、腫れや痛みが強く出る場合が多いです。
当院ではこれをなるべく少なくするために、抜歯の際から骨を増やす技術も取り入れてますのでこの術式自体を極力少なく出来るようにしております。
ただ、インプラントを打つ予定の部位の状況により、手術の内容と術後の痛みは変わりますので、シュミレーション後のカウンセリングでその他の注意事項も含めてお話しさせてもらいます。ご不安な場合はカウンセリングでお聞きください。
患者様によって痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの場合、手術後の数日間で痛みは和らいでいきます。
顎の骨と痛みのメカニズム
インプラント手術では顎の骨に人工歯根を埋め込むため、痛みを心配されるかもしれません。
しかし、顎の骨そのものには痛覚がないため、骨に対して直接的な痛みが生じることはありません。
ただし、骨の周りには細い血管や神経があり、これらが刺激されることで痛みが生じることがあります。
また、手術で歯ぐきの組織を切開するため歯ぐきの痛みや腫れが術後に出ることもありますが、鎮痛薬を使用し安静に過ごすことで、ほとんどの場合数日以内に痛みは和らいでいきます。
術後の腫れと痛みの経過
術後は軽度の腫れが発生することがありますが、これは自然な反応です。
通常、腫れのピークは手術から3日ほど経ったころに現れ、その後1週間程度で徐々に収まっていきます。
腫れや痛みがひどく感じられる場合もあるかもしれませんが、歯科医師からの指示に従い安静に過ごすことが大切です。
その為、患者様が術後安静に出来る日で、当院が術後の状態を確認できる状態での手術日の選択をお願いしておりますので、決まった日程までに手術をご希望の場合はお早めにお伝えください。
術後の過ごし方
術後は血流が増えることで腫れや痛みが悪化する恐れがあるため、激しい運動、入浴、飲酒は避けるようにしましょう。また、術後数日はできるだけ安静に過ごし、口腔内の清潔を保つことが重要です。
患部が清潔に保たれることで感染症のリスクも軽減され、治癒がスムーズに進みます。
歯磨きは優しく行い、刺激を与えすぎないようにしましょう。
詳しくは、術前、術後の2回にわたり、スタッフから直接お伝えさせていただいておりますのでご安心ください。
まとめ
インプラント治療の際の痛みは、手術中は局所麻酔によってほとんど感じることがありません。術後は安静と清潔を保ち、早期の回復を促しましょう。
インプラント治療にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
インプラントで快適な生活を手に入れた方のエピソードもご参考ください。
当院のインプラント治療についてはこちらもご参照ください。