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頬杖やうつぶせ寝は歯並びに影響する?子どもの癖と家庭でできること
塚口オオマチ歯科・矯正歯科院長の大間知です。
宿題をしているお子さまを見ると、いつも同じ側に頬杖をついている。
朝ふとんをめくると、決まってうつぶせで眠っている。
こうした何気ない場面が歯並びに関係するのかと、気になったことはないでしょうか。
頬杖やうつぶせ寝は、顎や歯に弱い力を長い時間かけ続けるため、歯並びや噛み合わせの乱れに関係することがあり、歯科ではこうした姿勢の癖を態癖(たいへき)と呼んでいます。
この記事では、なぜ癖が歯並びに影響するのか、ご家庭で今日から見直せることは何かをお伝えします。
頬杖やうつぶせ寝は歯並びに影響するの?
頬杖やうつぶせ寝は、歯並びに影響することがあります。
ただし一度や二度で変わるわけではなく、毎日どれだけ長く続いているかが分かれ目になります。
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歯科では、こうした姿勢の癖をまとめて態癖と呼びます。
ほかにも、いつも同じ向きで寝る、うつむいてタブレットを長く見る、体操座りで膝に顎をのせるといった姿勢も同じ仲間です。
共通しているのは、本人に自覚がないことです。声をかけてもその場だけで戻り、気づけば何年も続いた習慣になっています。
成長期のお子さまは顎の骨がまだやわらかく形が変わりやすいため、大人よりも影響が出やすいと考えられています。
もっとも、同じ癖でも変化がはっきりしないお子さまもいます。影響の出方には個人差があります。
なぜ無意識の癖で歯並びが変わってしまうの?
歯は強い力よりも、弱い力が長く続くほうが動きやすい性質を持っているからです。
矯正装置がゆっくり弱い力をかけて歯を動かしていくのも、同じ仕組みを利用しています。
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人の頭の重さは4キロから6キロほどあると言われています。ボウリングの球とほぼ同じ重さです。
頬杖をつくと、その重さの一部が手のひらを通って片側の顎だけに集中します。
一日に何十分、何時間と積み重なれば、片側にだけ装置をつけているのと似た状態になります。
うつぶせ寝はさらに長時間です。眠っているあいだずっと、顔全体が枕とふとんに押しつけられ続けます。
下の顎は関節からぶら下がっているだけなので横に動きやすく、押される向きへ少しずつずれていくことがあります。
その結果、顎の左右差や、奥歯の噛み合わせのずれにつながる場合があります。
毎晩同じ側を下にして眠る横向き寝も、力のかかり方は似ています。
当院でよくいただくご相談と、癖への考え方
装置で歯を並べても、癖が残ったままだと後戻りしやすくなります。
当院では、歯を動かすことより先に、その癖そのものを見直すことを大切にしています。
当院でよくあるご相談では、矯正の話に入る前に、姿勢の悪さと歯並びは関係あるのかと聞かれることがあります。
関係することは十分にあります、とお答えしています。
歯並びが乱れる原因は遺伝だけではありません。
毎日の呼吸、飲み込み方、そして姿勢。この積み重ねが顎の育ち方を左右します。
当院の小児矯正はマイオブレース(MRC矯正)で対応しています。
歯に強い力をかけて並べるのではなく、口の周りの筋肉の使い方や姿勢を整えながら、顎が育つ力を引き出していく考え方の矯正です。
癖に向き合うという点で、頬杖やうつぶせ寝の話とまっすぐつながります。
逆に言えば、装置だけを頑張っても、家での過ごし方が変わらなければ結果は出にくくなります。
ご家庭でできることは?
いちばん効くのは、叱ることではなく環境を変えることです。
癖が出にくい状況をつくってしまえば、回数は自然と減っていきます。
- 机と椅子の高さを合わせ、足の裏が床に着くようにする。足が浮くと体が傾き、頬杖をつきたくなります
- 足が届かないときは足台やクッションで高さを補う
- タブレットや本を目線の高さに近づけ、うつむく時間を減らす
- 枕の高さを見直す。高すぎる枕はうつぶせや横向きを誘いやすくなります
- 頬杖に気づいたら言葉で注意せず、肩を軽く叩くなど家族だけの合図を決めておく
大切なのは、できなかった日を責めないことです。
無意識の癖は、指摘された瞬間だけ直り、またすぐ戻ります。それが当たり前です。
数週間から数か月かけて、回数が少しずつ減っていけば十分。
できた日を一緒に喜ぶほうが、結果としては早く変わっていきます。
歯科で相談したほうがいい目安は?
顔や噛み合わせに左右差を感じたときは、一度見せていただくのが安心です。
癖によるものか、もともとの育ち方によるものかは、見た目では判断がつきにくいためです。
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正面から見て、口元や顎の中心が左右にずれて見える。
上下の前歯の真ん中がそろっていない。
いつも決まった側を下にして寝ている。
口がぽかんと開いていることが多い。
ひとつでも当てはまるようでしたら、早めに確認しておく価値があります。
成長期は変化の早い時期です。悪い方向にも進みやすいのですが、裏を返せば良い方向にも動きやすいということです。
7歳前後で始めた場合、多くのケースで歯を抜かずに治療を終えられています。
当院のマイオブレース(MRC矯正)は装置代500,000円に、通院ごとのトレーニング費用5,000円が加わります。期間の目安は2年半から3年、通院は月1回程度です。
効果の出方や期間には個人差があり、ご家庭での取り組みが続かない場合は思うように進まないこともあります。
初回のご相談は無料ですので、まずは今の状態を見せていただくところからで構いません。
塚口や尼崎でお子さまの歯並びが気になっている方は、小児歯科のページもあわせてご覧ください。
口の中で起きる癖については指しゃぶり・爪かみ・舌で歯を押す癖の記事で詳しくお伝えしています。
当院が初めての方ははじめての方へもご確認いただけます。