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歯の豆知識
予防歯科
舌の正しい位置と健康への影響
突然ですが、皆さんの舌先の位置、今どこにありますか?意識しない状態で舌の位置を確認してみてください。
上下の歯の間?舌の前歯内側?下の前歯に乗っかってる?それともどこにも触れてない?実は舌には正しい位置があるんです!
目次
舌の正しい位置とは?
舌の正しい位置は上顎です!ベロ先を前歯の付け根の上に置き、舌全体を吸盤のように口蓋にくっつけるイメージです。
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舌先が前歯に付いていたり、違和感や舌の筋肉の疲労感がある方は、舌の筋力が低下している可能性があります。
また、無意識に口がポカンと開いている人は要注意です!低位舌(ていいぜつ)といって、舌が本来あるべき位置より下がっている状態の人は、以下のような問題が引き起こされることがあります。
- 口呼吸
- 発音・滑舌が悪い
- 食事中にくちゃくちゃ音がなる
- いびきをかく
- 風邪をひきやすい
舌の筋力低下がもたらす影響
舌の筋力が衰えて正しい位置に舌がないと、顔のゆがみやたるみ、二重あごの原因になったり、口呼吸が原因で口臭や歯周病、虫歯のリスクが高まります。さらに、歯並びにも影響し、噛み合わせが悪くなったり、反対咬合(受け口)になったりすることもあります。
舌の筋力を上げるトレーニング
舌の筋力を上げて正しい位置に戻すために効果的なのが「あいうべ体操」です!
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お口を大きく「あ・い・う」と動かし、最後に舌を「べ~」と出す運動です。
1回につきゆっくり5秒、毎日30回を目安に行ってみてください。顎がカクカクする、痛みがあるなど顎関節症の方は、無理のない範囲で試してみてください。
トレーニングの効果
このトレーニングを行うと、舌のポジションが改善され、口呼吸が治り、口周りの筋肉に締まりが出るなど、健康や美容にも効果があります。唾液がたくさん出ることで、虫歯や歯周病の予防にも役立ち、免疫力も高まります!
特に小児期の早い時期から舌の正しい位置で生活することで、歯並びや姿勢も改善されるため、お子様の舌の位置や癖にも注目してあげてください。
まずは少しずつ、正しい舌の位置を意識し、隙間時間にコツコツとトレーニングを続けて、お口の健康を守りましょう!
舌の正しい位置についてよくあるご質問
舌の位置と健康・美容への影響について、患者さまからよくいただくご質問をまとめました。日々のセルフケアにお役立てください。
Q1. 舌の正しい位置はどこですか?
舌の正しい位置は、舌全体が上あご(口蓋)にぴったりと付き、舌先が上の前歯の少し後ろにある「スポット」と呼ばれる部分に軽く触れている状態です。このとき、舌は前歯を押さず、上下の歯は触れずに少しだけ離れているのが理想です。リラックスしているときに、ご自身の舌が下の歯の裏側や口の底に落ちている方は「低位舌(ていいぜつ)」の可能性があり、改善が必要です。
Q2. 舌が正しい位置にないとどうなりますか?
舌が下に落ちた状態が続くと、お口や全身にさまざまな影響が出ます。代表的なのは「口呼吸になりやすい」「口臭・歯周病・虫歯のリスクが高まる」「いびき・睡眠の質低下」「歯並び・噛み合わせの悪化」「顔のたるみ・二重あご」などです。特に成長期のお子さまでは、上あごの発育不足によって出っ歯や受け口、ガタガタの歯並び(叢生)の原因になることがあります。
Q3. 舌の位置で本当に顔が変わるんですか?
はい、舌の位置は顔立ちに大きく関係します。舌が正しい位置にあると、上あごが内側から押し上げられ、自然に整った輪郭が育ちます。逆に舌が下に落ちていると、口周りの筋肉がゆるみ、フェイスラインのたるみや二重あご、口元のしまりのなさにつながります。詳しくは「マイオブレースで顔立ちが整う仕組み」のページもあわせてご覧ください。
Q4. あいうべ体操の正しいやり方を教えてください
あいうべ体操は、福岡のみらいクリニック・今井一彰院長が考案された口の体操で、舌の位置改善や口呼吸から鼻呼吸への切り替えに効果があります。やり方は次の4ステップです。①「あー」と口を大きく開ける。②「いー」と口を横に大きく広げる。③「うー」と口をすぼめて前に突き出す。④「べー」と舌を出して下にしっかり伸ばす。それぞれ約3〜5秒かけてゆっくり行い、1日30回(朝・昼・晩に10回ずつなど)を目安に続けてください。お風呂の時間に行うのもおすすめです。
Q5. あいうべ体操はどのくらいで効果が出ますか?
個人差はありますが、毎日30回続けることで、早い方で2〜3週間ほどから「口を閉じやすくなった」「いびきが減った」などの変化を感じる方が多いです。舌の筋力がしっかりついて姿勢が安定するまでには、3〜6ヶ月の継続が目安となります。続けることが何より大切なので、無理のない回数から始めて、毎日の習慣にしてください。なお、顎関節症の方やあごを開けると痛む方は、回数を減らすか「いー」「うー」のみを繰り返す方法でも効果が期待できます。
Q6. 子どもの舌の位置が低い場合、改善方法はありますか?
お子さまの低位舌は、放置すると歯並びや顔立ちの発育に影響するため、早めの対応が望ましいです。まずはご家庭で「あいうべ体操」を習慣化することから始めてください。それでも改善しにくい場合や、すでに歯並びに影響が出始めている場合は、当院で扱う小児矯正「マイオブレース」が選択肢になります。マイオブレースは、装置を使って舌の位置・口呼吸・飲み込み方など「歯並びを悪くする原因そのもの」を改善する治療法です。5〜9歳ごろから始めることで、永久歯を抜かずに将来の本格矯正が不要になる可能性もあります。
Q7. 大人になってからでも舌の位置は治せますか?
はい、大人の方でもあいうべ体操を続けることで、舌の筋力や位置を改善することは可能です。ただし、すでに歯並びや噛み合わせに問題が出ている場合は、舌のトレーニングだけでは元に戻すことが難しいケースもあります。その場合は、マウスピース矯正(インビザライン)などで歯並び自体を整えることで、舌が収まる空間が確保され、結果として舌の位置も安定しやすくなります。当院では一人ひとりのお口の状態に合わせて最適な方法をご提案していますので、お気軽に無料相談をご利用ください。
Q8. 舌の位置と口呼吸はどう関係していますか?
舌が下に落ちている「低位舌」の状態では、口を閉じる力が弱くなり、自然と口呼吸になりやすくなります。逆に、舌が上あごにきちんと付いていると口が閉じやすく、鼻呼吸が安定します。口呼吸は虫歯・歯周病・口臭・風邪の引きやすさ・睡眠の質低下など多くの問題を引き起こすため、舌の位置を改善することは口呼吸の根本対策になります。お子さまの口呼吸が気になる場合は、舌の位置改善と同時に、当院の小児矯正での総合的なアプローチをご検討ください。