インプラントをするとMRIが撮れなくなるの？

塚口オオマチ歯科・矯正歯科、院長の大間知です。
本日はよく質問のある「インプラントとMRI」について書かせていただきます。
「インプラント治療を受けたらMRI検査が受けられなくなるのでは？」と心配される方も多いかと思います。医療現場では、MRI検査は骨や関節、脳などの軟組織の状態を詳しく見るための重要な検査方法です。この記事では、インプラントとMRIの関係について詳しく解説します。

インプラントとMRIの関係

インプラントに使用される主な材料は「チタン」です。このチタンは医療用材料として非常に優れており、耐久性が高く体内に埋め込んでも安全な金属として広く使用されています。チタンの大きな特徴の一つに「非磁性（磁力を帯びない）」という性質があり、これはMRI検査において非常に重要なポイントです。

MRIは強力な磁場を利用して体内の画像を撮影するため、磁力を持つ金属が体内にあると、それが干渉してしまう可能性があります。しかし、チタンは磁場の影響をほとんど受けないため、インプラントが装着されていてもMRI検査に支障が出ることはありません。したがって、インプラントが入っているからといって、MRI検査を受けられなくなるという心配は不要です。

どのような金属がMRIに影響を与えるのか？

MRI検査で問題となるのは、鉄やコバルト、ニッケルなどの「磁性を持つ金属」です。これらの金属が体内にあると、磁場によって移動したり加熱されたりする可能性があり、検査中の安全性に影響が出る恐れがあります。しかし、インプラント治療で使用されるチタンは磁性を持たないためMRIの強い磁場の影響を受けることがなく、検査結果に影響を与えたり、安全性が脅かされたりすることもありません。

その他の医療機器とインプラントの互換性

インプラントは、MRIだけでなく他の医療機器とも互換性が高いことが特徴です。例えば、CTスキャンやX線検査でもチタンインプラントが検査に差し支えることはありません。また、入れ歯やブリッジとは異なり口腔内に異物感がなく快適に過ごせるため、医療の面だけでなく日常生活の面でも多くのメリットがあります。

まとめ

インプラント治療に使われるチタンは非磁性であるため、MRI検査に影響を与えることはありません。

当院で以前に書いた「インプラントとMRI検査：安全性と正しい情報の確認」というブログも見てください。
https://ohmachi-dc.jp/implant/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%92%e6%89%93%e3%81%a4%e3%81%a8mri%e3%81%af%e6%92%ae%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae%ef%bc%9f/

インプラント治療にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

インプラントで快適な生活を手に入れた方のエピソードもご参考ください。

当院のインプラント治療についてはこちらもご参照ください。