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小児歯科 矯正治療

子どもの歯並びがガタガタ(叢生)。永久歯のスペースが足りない原因は?

塚口オオマチ歯科・矯正歯科院長の大間知です。

生えてきたばかりの前歯が、少し重なっている。

下の前歯がねじれたように並んでいて、写真を撮るたびに気になってしまう。

学校の歯科健診で歯並びを指摘されたものの、まだ生え変わりの途中だから様子を見ていいのか判断がつかない。

歯並びがガタガタになる叢生(そうせい)の主な原因は、歯が並ぶあごの大きさに対して、生えてくる永久歯の幅の合計が大きいことです。成長期のうちであれば、歯を並べ直すのではなく、並ぶ場所そのものを育てる方向で考えられる場合があります。

この記事では、スペースが足りなくなる仕組みと、様子を見ていい場合・早めに相談したい場合の目安をお伝えします。

歯並びがガタガタになる叢生とは、どんな状態?

叢生とは、歯が重なったりねじれたりして並んでいる状態を指します。

乱杭歯(らんぐいば)八重歯も、この仲間です。

見た目の話だと思われがちですが、重なった部分は歯ブラシの毛先が届きにくく、虫歯や歯ぐきのトラブルが起きやすくなります。

日本学校歯科医会の解説によると、国の歯科疾患実態調査では、12歳から15歳で叢生のある人の割合が34.5%から43.8%へと増えました。

小学1年生から6年生を追った調査でも、叢生のある子の割合は学年が上がるにつれて増えると報告されています。

自然に減っていくタイプの歯並びではない、と考えておいた方がよさそうです。

なぜ永久歯が並ぶスペースが足りなくなるの?

土台となるあごの幅より、生えてくる永久歯の幅の合計が大きいからです。

特に前歯は、乳歯より永久歯のほうがひと回り大きくなります。

乳歯の歯並びにすき間があるのは、この差を吸収するための準備です。

だから乳歯のうちに歯がぴったり詰まって並んでいると、生え変わりの時期にスペースが足りなくなることがあります。

このあたりは乳歯のすきっ歯は大丈夫?注意したいポイントでも詳しく書いています。

スペース不足の背景には、生まれつきの歯やあごの大きさもあります。

ただ、それだけではありません。

鼻がつまって口がずっと開いている、舌がいつも下がった位置にある、やわらかい物ばかりであまり噛んでいない。

こうした毎日の状態が続くと、あごが本来伸びるはずの方向に育ちにくくなると言われています。

乳歯が虫歯で早くに失われ、両隣の歯が寄ってきてスペースが減ってしまうケースもあります。

当院ではスペース不足をどう考えている?

当院は叢生を、歯そのものの問題ではなく、口まわりの使い方とあごの育ち方の問題として見ています。

だから力で歯を動かす前に、その土台を整えることを先に考えます。

 

あごの成長には時期があります。

上あごは体全体より早いペースで育ち、8歳前後までに成長の多くが進むとされています。

だからこそ当院では、6歳から9歳頃を小児矯正の中心の時期と位置づけています。

当院でよくあるご相談では、健診の紙をきっかけに来られる方と、親も歯並びが悪かったから仕方ないと考えていた方が目立ちます。

遺伝の影響は確かにありますが、それだけで決まるわけではありません。

この点は歯並びは親から遺伝する?仕方ないと諦める前に知ってほしいことで掘り下げています。

当院では、小児矯正をマイオブレース(MRC矯正)で行っています。

取り外しのできるマウスピース型の装置と、お口のトレーニングを組み合わせる方法です。

成長期のお子さまの永久歯は抜かない方針で、7歳前後に始めた場合、多くのケースで歯を抜かずに治療を終えられています。

2026年8月現在の費用は装置代が500,000円、トレーニング費が1回5,000円です。

2年半から3年ほど続けた場合の総額は62万円から68万円ほどが目安になります。

自由診療のため保険は使えません。

装置を毎日決まった時間つけること、トレーニングを続けることが前提になるため、ご家庭の協力が欠かせず、効果の出方には個人差があります。

受診の目安と、ご家庭でできることは?

前歯が重なって生えてきた時点で、一度ご相談いただいて構いません。

早すぎるということはなく、もう少し様子を見ましょうという判断も含めて、今の状態をお伝えできます。

次のようなサインがあれば、相談の目安になります。

  • 下の前歯が重なって生えてきた
  • 乳歯が抜ける前に、その後ろから永久歯が生えてきた
  • 学校の歯科健診で歯並びに1か2が付いた
  • 気づくと口がぽかんと開いている
  • 食事のとき、あまり噛まずに飲み込んでいる

ご家庭では、噛みごたえのある食材を食事に混ぜること、鼻で呼吸できているかを見ることから始められます。

姿勢も関係します。

ただ、癖を直せばそれだけで歯が並ぶというものではありませんので、気になる段階で一度見せていただくのが確実です。

塚口・尼崎で子どもの歯並びが気になったら

当院は阪急塚口駅から徒歩6分、尼崎市南塚口町にあります。

平日と土曜は9時30分から18時まで昼休みなしで診療していますので、学校帰りや習い事の合間にも通っていただけます。

保護者の方が治療を受ける間、お子さまを無料でお預かりするサービスもあります。

小児矯正のご相談は初回無料です。

検査と治療計画、お見積りをお出ししたうえで、始めるかどうかをご家族で決めていただけます。

歯並びの変化には個人差がありますので、まずは今どの段階にいるのかを一緒に確認するところからで大丈夫です。

初めてご来院いただく方は、はじめての方へもあわせてご覧ください。