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歯磨き剤の選び方、使い方

2018年04月19日

皆さんは歯磨きをする際に歯磨き剤を使用していますか?

今回は歯磨き剤についてのお話です。

歯磨き粉は泡がブクブクして爽快感が強いので磨けていなくても磨いた気分になるなどの理由から歯磨きの邪魔になると言われていたり研磨剤が歯に悪いという意見もありますが人昔前と違って、今の歯磨き粉の多くは予防のための有効成分が入った「医薬部外品」です。

香料による清涼感と着色除去が主たる目的の「化粧品」だった時代とは全くの別物です。

現在、国内で発売されている歯磨き剤の90%以上にフッ素が入っており、フッ素が入っているのはもはや「当たり前」と言ってよい程です。

これまで、フッ素が配合されている歯磨剤は1,000ppmが上限でしたが、2017年3月には日本に置いて1,500ppmを上限とする高濃度フッ素配合の歯磨剤が厚生労働省により認可されました!

当クリニックにも1500ppmの歯磨剤「Check UPスタンダード」を置いています!

(※1500ppmの歯磨き剤には年齢制限があります。永久歯が十分に成長していない6歳未満のお子様は稀にフッ素症の恐れがあるため使用できません。)

さらに再石灰化(歯を修復する唾液の働き)を促進させる機能をプラスしたり殺菌剤を配合したりと、プラスアルファの効果が入っている商品が次々と販売されたり研磨剤(清掃剤)についても粒子が非常に細かくなって、歯に優しく安全なものが使われています。
こうした発展から、歯磨き粉を使わない歯磨きは過去のものとなり安心して使える時代になりました。

しかし、フッ素の入った歯磨き粉を使ってるから虫歯にならない!という事ではありません。
ベタベタのプラーク(歯垢)に覆われていては歯磨き剤の優れた成分が歯に十分に届きません。
歯ブラシでプラークをよくこすり落とし、しっかりと成分を歯に届けて歯磨き剤のポテンシャルを引き出しましょう。

歯磨き剤の効果
*効率良くプラーク(歯垢)を除去する
*プラーク(歯垢)をつきにくくする
*口臭を予防する
*虫歯の発生と進行を防ぐ
*着色がつくのを防ぐ

・・・などがあります。

歯磨き剤の裏側を見てみるとたくさん成分の名前が書いてあります。

成分の効果
虫歯予防・・・モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム
歯肉炎予防・・・塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン
歯周病予防・・・トラネキサム酸、塩化ナトリウム、塩化クロルヘキシジン
歯石沈着予防・・・ポリリン酸ナトリウム
歯垢分解・・・デキストラナーゼ
知覚過敏抑制・・・乳酸アルミニウム、硝酸カリウム
タバコのヤニ除去・・・ポリエチレングリコール

などが挙げられます。
入っている成分を確認し自分のお口の状態や悩みにあったものを選んで見ましょう!