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唾液のチカラについて

2021年06月21日

唾液はお口の健康にとって大切な役割を担っています。
唾液はお口の中をうるおすだけでなく細菌の増殖を抑え、口臭、虫歯、歯周病などから守っています。
唾液は1日約1リットル分泌されており、99%以上が水分で残りの1%に抗菌、免疫、消化などに関わる成分を含みます。

◯自浄作用
歯に付着した食べかすやプラークを洗い流す。
◯抗菌作用
お口の中の細菌の増殖を抑える。
◯pH緩衝作用
飲食により酸性に傾いたお口の中のpHを中和させ虫歯を防ぐ。
◯再石灰化作用
飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ。
◯消化作用
酵素アミラーゼがデンプンを分解し消化しやすくする。
◯粘膜保護・潤滑作用
粘性のあるムチンが粘膜を保護する。
◯溶解・凝集作用
味を感じさせ、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする。

唾液が減ってしまうと、お口の中が乾燥し、食べ物が飲み込みづらくなる、お口の中がネバネバする、口臭がきつくなる、話しにくくなるなどたくさんの問題が起こるようになります。
加齢やストレス、不規則な生活でも唾液が減ってしまいますが疾患、薬の副作用や喫煙も原因になることが多いです。

お口が乾きやすい方は唾液腺マッサージを行ってみてください。

1.耳下腺マッサージ
ほおに指をそろえて当て、後ろから前へ円を描くようにする。
2.顎下腺マッサージ
顎の内側を耳の下から顎の先にむかって指先で押していく。
3.舌下腺マッサージ
両方の親指をそろえて顎の下に当ててゆっくりと押し上げる。
各5〜10回ずつ優しくおこなってください。

また、唾液の分泌を促すためには食事は規則正しくよく噛んで食べる、会話をしてお口を動かす、軽い運動をしたり、ストレスを解消する、睡眠を十分にとり疲れを溜めないように心がけると良いでしょう。

唾液の少ない方は虫歯、歯周病、粘膜の炎症などのリスクが上がります。セルフケアと並行して定期的なメンテナンスは必要です。ご来院お待ちしております♪