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歯がしみる…「知覚過敏」かもしれない時の対処法

2022年12月20日

皆さんこんにちは!歯科助手の植野です。

皆さんは熱いコーヒーや冷たいアイスを口にするときに歯がキーンとしみる経験をした事がありますか?

成人の8人に1人は知覚過敏に悩んでおり、女性は男性の1.8倍この問題を抱えやすいそうです!

★ 知覚過敏は、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。また、甘いものや酸っぱいものも刺激となり、症状を感じることもあります。知覚過敏とむし歯は症状がとても似ているため、一般の方が見分けるのは難しいと言われています。

 

★知覚過敏の原因

歯周病や加齢などにより、歯の根元の部分の象牙質が露出しておこります。
歯は、健常な状態であれば象牙質はエナメル質と歯肉におおわれていて、冷たさなどの刺激から守られています!しかし、歯周病が進行したり、加齢や不適切なブラッシング、不正なかみ合わせなどで歯茎が下がってしまうと、歯の根元の部分の象牙質が露出していまいます。象牙質には歯髄(神経)につながる無数の穴(象牙細管:ぞうげさいかん)があいているため、象牙質の穴を通して、受けた刺激が神経に伝わり痛みを感じてしまいます。この痛みは一過性なので、刺激がなくなると痛みもなくなります。

今回はそんな知覚過敏の対処法について、ご紹介していきたいと思います!

 

1.適切なツールを使う

まず、毛の柔らかい歯ブラシを使うのをおすすめします。

硬い歯ブラシを使っていると、歯茎が後退して象牙質がむき出しになり、痛みが生じることがあります。

防御力を高めたいなら、知覚過敏用の歯磨き粉やフッ化第一スズ配合のマウスウォッシュを使ってみましょう。神経につながる管がブロックされて痛みが和らぐと言われています。

 

2.歯磨きのテクニックを学ぶ

歯磨きはシンプルな作業に見えるかもしれませんが、ただ磨けばいいわけじゃありません。

歯ブラシを前後に動かすと、歯茎が後退してしまう恐れがあります。歯ブラシを歯に対して45°の角度で持ち、円を描くように磨くのが正しい方法です。

歯ブラシを歯に押し付けると、歯の表面が擦り減って敏感な部分が露出してしまうので要注意です。歯ブラシの毛先が歯に押し当てられて、いろんな方を向いてしまうのは力が強すぎるサインです。

 

3.ぬるま湯を使う

冷水で歯を磨いたりうがいをするとしみる場合は、お湯ではなくぬるま湯を使っていただいた方がいいです。

これで知覚過敏が治るわけではないですが、少しは気が楽になるし、苦痛に顔をしかめることもないです。